「アニーとおばあちゃん」

 ミスカ・マイルズ作 ピーター・パーノール絵 

北面ジョーンズ和子訳 あすなろ書房より








「死」とは何か? ナバホ・インディアンの人生観、自然観を通して、「死」とは何か、

子どもたちに静かに語りかける。ナバホ・インディアンの少女アニーは愛する祖母

の死が近づいたことを知り最初は恐れるが、祖母に自然の摂理を説かれ、やがて

はそれを受け入れる。少女にとってははじめての“身近な人の死”を通して心の成

長を描く。すべてのものには大地に帰る時がある。・・・・・・・本書より


同じくインディアンの死生観を記した文献「老女の聖なる贈りもの」を参照されたし





本書より引用


「ナバホ・インディアン」

ナバホ・インディアンは、もともとカナダの北東部で狩りをして生活していました。

その後(11世紀以降)、南に移動するようになり、とちゅう、他の部族から、農耕、

織物などの技術を学び、19世紀になるとメキシコ人から金属加工の技術を学び

ました。1863年、アメリカ政府の強制的な移住政策により、アメリカ西部の保留

地に住むようになりました。以後、ナバホの古くからの生活を重んじ、静かに生活

しています。現在、北アメリカのインディアンの中では最も大きな部族で、銀細工

やナバホじゅうたんなどの工芸品が有名。



作者:ミスカ・マイルズ

アメリカ・カンザス州チェロキーに生まれ育つ。作品は、年老いたインディアン、

アパラチアの少女、フクロネズミ、オオヤマネコなど、さまざまな人々や動物たち

の“生命”をテーマに書かれており、現在まで約20作が刊行されている。



画家:ピーター・パーノール

ピーター・パーノールの絵による本は、これまで80点以上出版されており、

そのうち3点が、カルデコット賞オナーブックに選ばれている。メイン州の海岸

沿いの農場に住み、木や羊を育てている。








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