1890年12月ウンデッド・ニーの虐殺により、白人によるインディアン
戦争は終結した。推定1000万人いたインディアンは白人の直接・間接
虐殺により実に95%が死に絶えた。しかし、彼らの「与え尽くし」に実践
された高貴な精神文化には私達文明人が遠い過去に忘れてしまった
何かを思い起こさせずにはおかない。命ある全てものが自分の兄弟で
あり、人のためにいつでも喜んで命をさしだすことを最高の美徳としてい
たインディアン。しかし、文明人は彼らの命ばかりではなく、この崇高な
精神を同化政策により徹底的に踏みにじり、現在でも多くのインディアン
を苦しめ続けている。ナチスによるユダヤ人虐殺の犠牲者600万人に
劣らない血が刻まれた真のアメリカの歴史。そして現在においてもなお
虐げられ続けているインディアン。しかし、「聖なる輪」は太古からの教え
を守っている真のインディアンの心に、また私たちの記憶の中に生き続
けている。これらの松明は混沌とした物質文明に染まってしまった我ら
の歩むべき道を示す真の道標として、輝き導いてくれるのだろう。最後に
それぞれの項目において各文献からインディアンの言葉や著者・訳者の
言葉を引用させていただいておりますが、著作権などの絡みで問題があ
ると感じられましたらご一報ください。迅速に対処させていただきます。
Portrait of James Holy Eagle, Oglala Sioux,at age 102 (1992)
「THE NATIVE AMERICANS」CD-ROM の画像から

自分自身のことでも、自分の世代のことでもなく、来るべき世代の、私たちの
孫や、まだ生まれてもいない大地からやってくる新しい生命に思いを馳せる。
「森と氷河と鯨」星野道夫著 世界文化社より
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朝起きたら、
太陽の光と、おまえの命と、おまえの力とに、
感謝することだ。
どうして感謝するのか、その理由がわからないとしたら、
それは、おまえ自身の中に、罪がとぐろを巻いている証拠だ。
「インディアンの言葉」 ミッシェル・ピクマル編 中沢新一訳 紀伊国屋書店より
白人の宗教は、文字によって書かれるがゆえに、消えることがあるが、
我われの信仰は、心に刻まれるがゆえに消えることはない。
ラコタ族のチーフの言葉
「アメリカ先住民の精神世界」 阿部珠理 著 NHKブックス より
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平和・・・・それは魂の内にやって来る。人々が宇宙とつながり、そのすべての力とつな
がって一体となっていることに気がつく。と、そのとき平和がやって来る。宇宙の中心
に大いなる魂ワカンタンカが宿っていると悟ったとき、また実は宇宙の中心というのは
どこにでもあって、われわれひとりひとりの中にもあるんだとわかったとき、心に平和
がやって来る。・・・・ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)

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