地球の最新デジタル画像NASA/ GSFC/ NOAA/ USGS

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ポリネシア先住民族の文明は、コロンブスに代表される大航海時代より遥か
昔から太平洋をわたる航海術に熟知しており、それは紀元前3000年より古
い先史の時代からのもので、彼らの航海は竹ひごと宝貝を組み合わせた海
図と天文知識を駆使して行われていた。黄道12宮、太陽の軌道と恒星の位
置、太陽の夏至点と冬至点、天の赤道などの知識、ポリネシアでは約200の
星とその季節による相関関係を知っていれば遠洋航海の航海士になることが
出来たとされる。現在の航海術は羅針盤や六分儀を経て人工衛星によるもの
へと進歩してきたが、逆に私たちの日々の生活の中から天空の果実が切り離
され、その味覚を味わうこともない。現代では科学的な探求の場としてしか顧
みられることがない天空の果実たち。私たちは、私たちを取り囲む多くのもの
の声に耳を傾けることが出来ずに生きている。それは私たち人類の感性が、
進歩と引き換えに退化してしまったことを意味しているのかも知れない。進歩
が人類を特異な存在としてしか際立たせることが出来ない以上、他の多くの
生命は人類の奴隷となり、人類の犠牲になっていくのは必然の道であろう。
しかし、この天空の果実は遥か太古の昔から、どれほどの恵みを人類にも
たらし、宇宙の鼓動と共鳴した生活へと導いてくれただろうか。それは調和
であり祈りと喜びの道である。現代の私たちはこのまま、天空の果実に限ら
ず、存在そのものの中に秘められた沈黙の声さえも聴くことが出来ない存在
となってしまうのだろうか。
証明や数学が私の前に表にして示されたとき、 それらを足したり引いたり測ったりする表や図が示されたとき、 講義室で拍手かっさいを受けている天文学者の講義を聞いているとき、 私はすぐに疲れていやになってしまい、 立ち上がって、ぶらぶら歩くために出て行き、 湿気を含んだ神秘的な夜の空気のなか、ときどき 完全な沈黙のなかで、星々を見上げた。
ウォルト・ウィットマンの詩 「天空の果実」H・リーブス著 岩波現代選書より |
我々は、母なる大地にミアヘイユン---全宇宙---を映す現身(うつしみ) この地上に経験するためにやってきた。 我々は、果てしなくめぐる季節の中で、ちらと閃(ひらめ)く手の一振り。 太陽の幾百万の火に束の間だけ身をさらし、 その輝きを映す、すべてのものを語らう。
ファイアー・ドッグ(シャイアン族) 「風のささやきを聴け」より引用
つながって一体となっていることに気がつく。と、そのとき平和がやって来る。宇宙 の中心に大いなる魂ワカンタンカが宿っていると悟ったとき、また実は宇宙の中心 というのはどこにでもあって、われわれひとりひとりの中にもあるんだとわかったと き、心に平和がやって来る。・・・・ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)
創造の神秘の中にいるならば、私たちも宇宙ほど大きいのです。我々は 宇宙の外にいるのではなく、その中に統合されているのです。そのことを 学べる精神文化の中で生きていれば、自分のためや未来に残す記念碑 を建てる必要はありません。なぜかといえば宇宙そのものがすばらしい 記念碑であるからです。・・・・・・・アユトン・クレナック(アマゾン先住民)
ています。ですから、命を授かった時点から地球のサイクルに入り、宇宙 の全てと呼吸を共有しているのです。生命を授かったことに責任を持ち、 自らを啓蒙しながら自分の道を歩まねばなりません。それこそが地球を 通過している本来の意味なのです。私たちクレナック族の伝説の中では、 命が絶たれたあと、我々は宇宙全体の命を支えている輝きのあるエネル ギーの源とつながると言われています。人は死後、地球や宇宙全体を支 えている全宇宙的パワーの一部となるのです。一個の生が個人的体験 を超えて、全宇宙的に広がっていくのです。それは一つの「希望」です。 「死」に恐れを感じる必要はないのです。・・・・・・・アユトン・クレナック |

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多くの方が、この天空の果実の記憶を思い出し、秘められた沈黙の声に耳を
傾けていただきたいと思い、このページを創りました。天文学にうとい私です
が、その素晴らしさを味わうきっかけになっていただけたら幸いです。またこ
れらの画像は
「Starry Night」という著名な天文ソフトで創ったものであり、
このページのタイトルの「天空の果実」は、私が感銘を受けたH・リーブスの
著作「天空の果実」岩波現代選書からとりました。また各天体の解説は「天
文大百科」アスキー出版局など様々な文献やアストロアーツのサイトを参考
にしています。この
アストロアーツのサイトは最新の天文情報を掲載し、
「Starry Night」と同じく優れた天文ソフト「ステラナビゲーター」を制作してい
るとても素晴らしいページですので是非ご覧くださればと思います。

文部省国立天文台のページ Subaru Telescope Homepage
ハッブル宇宙望遠鏡のホームページ
http://oposite.stsci.edu/pubinfo/subject.html
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