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天空の果実


私たちの母なる地球

地球の最新デジタル画像NASA/ GSFC/ NOAA/ USGS

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APOD: 2012 January 24 - January Aurora Over Norway

(大きな画像)


太陽系に浮かぶ天空の果実と星座



足場をうしない、ひとり宙にもがいているつもりでも、その自分はしっかり下からうけとめ

て支えてくれたのだ。そして自然は、他人のようにいろいろいわないで、黙ってうけ入れ、

手をさしのべ、包んでくれる。みじめなまま、支離滅裂なまま、ありのままでそこに身を投

げ出していることができる・・・・。



血を流している心にとって何というやすらぎであろうか。何という解放であろうか。そうして、

自然のなかでじっと傷の癒えるのを待っているうちには、木立の陰から、空の星から、山の

峯から声がささやいてくることもある。自然の声は、社会の声、他人の声よりも、人間の本

当の姿について深い啓示を与えうる。なぜならば社会は人間が自分の小さい知恵で人工的

につくったものであるから、人間が自然からあたえられているもろもろのよいものを歪め、損

なっていることが多い。社会をはなれて自然にかえるとき、そのときにのみ人間は本来の

人間性にかえることができるというルソーのあの主張は、根本的に正しいにちがいない。

少なくとも深い悩みのなかにあるひとは、どんな書物によるよりも、どんなひとのことばによ

るよりも、自然のなかにすなおに身を投げ出すことによって、自然の持つ癒しの力・・・・それ

は彼の内にも外にもはたらいている・・・・によって癒され、新しい力を快復するのである。




「生きがいについて」神谷美恵子著 より引用



 
故郷・地球 月・プレアデス・シリウスの伝説
地球の兄弟・月 月の素顔
太陽の素顔
 (その一)
太陽の素顔
 (その二) 
ハレー彗星と太陽の惑星たち プレアデスの伝説(インディアン)
牡牛座とプレアデス 水星から見た太陽と天の川銀河
衛星フォボスと火星 衛星ダイモスから見た火星
衛星イオと木星 衛星エウロパから見た木星
衛星ガニメデと木星 衛星カリスト、木星への彗星衝突
衛星ミマスと土星のリング 衛星エンケラドスと土星のリング
衛星タイタンと土星  衛星ディオネから見た土星
土星の画像 衛星ミランダと天王星
衛星トリトンと海王星、アルビレオ  衛星アリエルから見た天王星
オーロラ
 (その一)
オーロラ
 (その二)
オーロラ
 (その三)
オーロラ
 (その四) 
  火山と雷
 (その一) 
   
空の風景
 (その一)
空の風景
 (その二)
空の風景
 (その三)
  大地と星の風景
 (その一)
大地と星の風景
 (その二)
大地と星の風景
 (その三)
大地と星の風景
 (その四)
大地と星の風景
 (その五)
大地と星の風景
 (その六)
大地と星の風景
 (その七)
金環日食
(2012年5月21日 厚木)
金星の太陽面通過
(2012年6月6日)
南天の星空
  facebookに投稿した記事
  10
        



地球の歴史を1分で振り返る


夜明けの詩(厚木市からの光景)

神奈川県厚木市の自宅から撮った「夜明け」の写真を一覧で紹介します。







APOD: 2011 May 24 - Three Arches Above Utah


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ハッブル宇宙望遠鏡から見た天空の果実




「クレーの『新しい天使』に描かれた天使は、何かをじっと見つめながらも、

そこから遠ざかってゆくかに見える。目を見開き、口をあけ、翼は拡げられ

ている。歴史の天使を描けば、こんな姿になるだろう。その顔は過去へと向

けられている。我々はさまざまな出来事の連鎖ととらえるが、天使はただ

破局のみを見る。その破局は、瓦磔を積み重ねては彼の足下に投げつけ

る。天使はそこにとどまり、死者を目覚めさせ、粉々に砕かれたものを元通

りつなぎ合わせたいと望んでいる。だが、天国からは強風が吹きつける。

風をはらんだ翼はとじることもできず、背にした未来へと否応なく押しやら

れてしまう。目の前では、瓦磔が天にも届かんばかりに積み上げられて

いく。この嵐こそ、我々が進歩と呼ぶものなのだ。」




ヴァルター・ベンヤミンの「歴史の天使」論

「ファー・アウト 銀河系から130億光年のかなたへ」マイケル・ベンソン 著 より引用



 
 
   120億光年の深宇宙  
銀河
銀河(その一) 
 
銀河
(その二) 
 
銀河
(その三) 

銀河
(その四)
銀河
(その五)
 
銀河と接近と衝突
(その一) 
  銀河と接近と衝突
(その二)
 
   
 
散光星雲
(その一) 
  散光星雲
(その二)
  散光星雲
(その三)
  散光星雲
 (その四)
   
星団
(その一)
ハービッグ・
ハロー天体
(その一)
   
   超新星爆発
(アナサジ族)
超新星爆発
(その一)
  超新星爆発
(その二)
超新星爆発
(その三)
       
  惑星状星雲
(その一)
惑星状星雲
 (その二)
惑星状星雲
(その三)
  ブラックホール
(その一)
ブラックホール
(その二)
彗星
  星の誕生
(その一)
  星の誕生
(その二)
  星の誕生
(その三)
  星の誕生
(その四)
星の誕生
 (その五) 
   
 



散りどきが近づくと、葉のつけ根に離層と呼ばれる組織ができ、葉が散る準備は整えられる。

そして、美しく色づいた葉は音もなく散っていく。もし、紅葉の一葉ひと葉が散る苦しみに声を立

て、嘆き悲しんだらどうであろうか。となりの葉が散った寂しさと悲しみの涙にむせんだらどうで

あろうか。紅葉した山は葉のうめきで全山揺るがされるであろう。紅葉は音もなく散ってほしい

と思う。


同様に自然のなかの一景として眺めたとき、人間の死もまた静かであってほしいと願う。美しく

色づいた葉が秋の日のなかにひらひらと舞っていく。葉の落ちたあたの樹の梢には、冬芽の準

備がはじめられる。死はそれほどにも静かなささやかなできごとである。


36億年の間複製されてきたDNAは、私の生の終わりとともにその長い歴史の幕を閉じようと

している。その一部は子や孫のからだのなかで複製されつづける。36億年間書き継がれた

詩は、最後の一行を生殖細胞に残して私とともにこの世から消え去ろうとしている。


生命の歴史の一瞬に存在し得た軌跡を思うとき、私は宇宙のふところに優しく抱き上げられ、

ジプシー占いの水晶玉のように白く輝いて、宇宙の光に融和しつくすのである。



「われわれはなぜ死ぬのか 死の生命科学」柳澤桂子著 より引用





双眼鏡で見る春の星空 双眼鏡で見る夏の星空

双眼鏡で見る秋の星空 双眼鏡で見る冬の星空

天体観測に適した小・中口径の双眼鏡

天体観測に適した大口径の双眼鏡

いい双眼鏡とはどんなもの

(映し出されるまで時間がかかる場合があります)





APOD: 2012 April 30 - Aurora Over Raufarhofn

(大きな画像)



 

ポリネシア先住民族の文明は、コロンブスに代表される大航海時代より遥か

昔から太平洋をわたる航海術に熟知しており、それは紀元前3000年より古

い先史の時代からのもので、彼らの航海は竹ひごと宝貝を組み合わせた海

図と天文知識を駆使して行われていた。黄道12宮、太陽の軌道と恒星の位

置、太陽の夏至点と冬至点、天の赤道などの知識、ポリネシアでは約200の

星とその季節による相関関係を知っていれば遠洋航海の航海士になることが

   出来たとされる。現在の航海術は羅針盤や六分儀を経て人工衛星によるもの   

へと進歩してきたが、逆に私たちの日々の生活の中から天空の果実が切り離

され、その味覚を味わうこともない。現代では科学的な探求の場としてしか顧

みられることがない天空の果実たち。私たちは、私たちを取り囲む多くのもの

の声に耳を傾けることが出来ずに生きている。それは私たち人類の感性が、

進歩と引き換えに退化してしまったことを意味しているのかも知れない。進歩

が人類を特異な存在としてしか際立たせることが出来ない以上、他の多くの

生命は人類の奴隷となり、人類の犠牲になっていくのは必然の道であろう。

しかし、この天空の果実は遥か太古の昔から、どれほどの恵みを人類にも

たらし、宇宙の鼓動と共鳴した生活へと導いてくれただろうか。それは調和

であり祈りと喜びの道である。現代の私たちはこのまま、天空の果実に限ら

ず、存在そのものの中に秘められた沈黙の声さえも聴くことが出来ない存在

となってしまうのだろうか。


 




   多くの方が、この天空の果実の記憶を思い出し、秘められた沈黙の声に耳を   

傾けていただきたいと思い、このページを創りました。天文学にうとい私です

が、その素晴らしさを味わうきっかけになっていただけたら幸いです。いろい

ろな項目に星図がありますが、これは「Starry Night」という著名な天文ソフ

ト(英語版)で創ったものであり、このページのタイトルの「天空の果実」は、

私が感銘を受けたH・リーブスの「天空の果実」岩波現代選書からとりました。

また各天体の解説は「天文大百科」アスキー出版局など様々な文献やアストロ

アーツのサイトを参考にしています。このアストロアーツのサイトは最新の天

文情報を掲載し、「Starry Night」と同じく優れた天文ソフト「ステラナビゲーター」

(日本語)を制作しているとても素晴らしいページですので是非ご覧くださればと

思います。



 



 天体観測(星空スポット)に適した場所(全国)と天気を紹介するサイト

Yahoo!天気情報(「指数」の項目の「星空」を参考にしてください)

日本の天文情報 - 全国天体観測地マップβ - Google Maps

天体観測地情報 - TFAC


 フリーの天文(プラネタリウム)ソフト

「Stellarium」 市販の天文ソフトに匹敵する美しさ。一番のお勧め。

「Mitaka」 4次元デジタル宇宙シアター 「赤青メガネ」で立体的に見える

「iStars for Windows」 誰でも簡単に使える美しい天体ソフト

 
 


博学な天文学者の話を聞いたとき、

証明や数学が私の前に表にして示されたとき、

それらを足したり引いたり測ったりする表や図が示されたとき、

 講義室で拍手かっさいを受けている天文学者の講義を聞いているとき、 

私はすぐに疲れていやになってしまい、

立ち上がって、ぶらぶら歩くために出て行き、

湿気を含んだ神秘的な夜の空気のなか、ときどき

完全な沈黙のなかで、星々を見上げた。


ウォルト・ウィットマンの詩

「天空の果実」H・リーブス著 岩波現代選書より



われらは星 歌う星 輝く光で歌う星

われらは鳥 火をはなつ鳥

天界を縦横に飛び渡り

輝く光で星となる



パッサマクオディ

「最初の教え ネイティブ・アメリカンの知恵と祈りの言葉」より





APOD: 2008 May 3 - Alborz Mountain Milky Way (大きな画像)



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天空の果実を旅するには





   天体観測というと皆はどんなことを思い浮かべるだろう。大きな望遠鏡と北極星   

を中心にして回すことが出来る赤道儀かな。確かに星雲や星団など詳しく見た

い人や写真撮影したい人はこのような装備が必須かもしれない。でも私がいつ

も使っているのは600グラムしかない小さな双眼鏡なんだ。確かに暗い天体を

見るにはあまりにも貧弱なのかもしれないね。でも、この双眼鏡が一番活躍して

いるんだよ。だって星を見るのになんの準備もいらないんだから。大きな望遠鏡

だとそうはいかない。機材も重く組み立てるのに多くの時間がかかってしまう。

みたいな面倒なことが嫌いな人間にはうってつけのものだし、星を見たいと思っ

た時にすぐに、何の準備もなく外に飛び出ることができるなんて、なんて素晴ら

しいことだろう。確かに暗い天体までは見えないけれど、宇宙の広大さを感じた

いと思ったときすぐに取り出せる双眼鏡の魅力。また両目で見ることにより、ひと

つひとつの天体が立体感ある存在として感じることができる魅力。でもだからと

いってどんな双眼鏡でもいいわけではないんだ。天体観測に適した設計がされ

たもので、良質なレンズやプリズムなどを採用しているものでないと、星の本当

の美しさを味わうことが出来ないと思う。「いい双眼鏡とはどんなもの」では、選

び方を自分なりに書いてみたから参考にしてごらん。







でも貴方がもっと天体を深く知りたいなら、そう月のクレーターや土星の輪、

星雲・星団を詳しく観測したいと感じたら望遠鏡に頼るしかないんだ。望遠鏡

には双眼鏡では出来ないことが沢山あり、その機材も多岐に渡っているん

だよ。僕も1台だけ望遠鏡は持っているけど、見るのは月に1〜2回くらいか

な。最近では目標の天体まで自動で望遠鏡の視野に導入してくれる機種も

増えてきているけれど、勿論そのような選択肢もあっていいと思う。
双眼鏡

と望遠鏡、それぞれの特性を調べ、そして自分自身がしたいことをイメージ

しながら、どちらに重点を置いた観測をするのか決めたらいいと思うんだ。

ここでは、双眼鏡、望遠鏡という枠にとらわれず、多くの天空の果実を優し

く導いてくれる文献などを紹介したいと思います。






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天体観望に関する文献



当サイトは、Amazon(新品、古本)のアフィリエイトに参加しています。
古本においては、Amazonが一番充実しているかも知れません。

 またブラウザ「Firefox」ではリンク先が正常に表示されない場合があります。

 
   「ファー・アウト
銀河系から130億光年のかなたへ」

マイケル・ベンソン 著 檜垣 嗣子 翻訳 
新潮社

中身拝見

未公開写真を含む本書の宇宙の神秘的
な姿には「自分とは何者か?」と常に問いか
けてくるようだ。そこには宇宙の歴史、人類
の歴史、そして自分自身の歴史が一体と
なって、自分という一個の存在にその疑問を
語りかけてくる。この「ファー・アウト」を見て
多くの人がそう感じてしまうのだろう。神秘
的な写真に留まらず、ある天体の光が地球
に向けて旅立つその時の地球・人類の様子
も描かれ、前に発した疑問に否応なく連れ
戻される。ただ美しい写真を網羅した写真集
などではなく、これは一つの宗教や哲学の
息吹をも吹き込む迫力を持った傑作写真集
である。

同じ著者による
「ビヨンド 惑星探査機が見た太陽系」
も素晴らしい。


   「ビヨンド 惑星探査機が見た太陽系」
マイケル・ベンソン 著 檜垣 嗣子 翻訳 
新潮社

中身拝見

一つ一つの惑星探査機が虚無の空間を
長い時間をかけて到達し、そこで捉えた
惑星たちの姿。それはあまりにも荘厳で、
見る者を圧倒してならない。そして自分自身
の存在そのものを、宇宙という尺度の中で
考えさせられてしまうほどの迫力を持った
貴重な写真集である。

この写真集には過去の惑星探査機が撮影
した数多くの写真の中で優れたもの295点
を収録しており、写真だけでなく、惑星たち
の解説も一級品である。2010年6月13日、
小惑星探査機「はやぶさ」が約60億キロの
旅を終え地球に生還したが、数多くのトラ
ブルに見舞われながらも、イオンエンジンと
呼ばれる省エネ型の新エンジンや、地球か
らの指示なしで動く自動制御技術などで乗
り切ってきた。それはまるで不死鳥のよう
に絶望から蘇ってきた生きた生命体のよう
に感じた人も多かったのではないだろうか。
私たちは機械を超えた何かを、この惑星
探査機に感じ祈ったのである。 


 
「ナイトウォッチ 天体観測実践ガイド」 
テレンス・ディキンソン著 渡部潤一・監訳 
後藤真理子・訳 化学同人

中味拝見

外国では版を重ねる名著。実践ガイドと書
いてあるように、本書の特徴は、一般的な
天体の知識に留まらず、実際の夜空の星と
星座の具体的な見つけ方、そして望遠鏡や
双眼鏡で観測できる天体の情報を星図の中
に詳しく記されていることにある。またこの
望遠鏡や双眼鏡を購入したい方にとっても
有益な情報が載せられている。本書はそれ
ぞれのページがバインダーで留められており、
実際に外に出ても使いやすい方法が取られ
ているが、これから天体観測をした方にとっ
ては、知りたい情報のほぼ全てが情報がこの
一冊に詰まっている。

ステラナビゲータ

プレネタリウムソフトでは最も有名である。
美しくなおかつ豊富な機能を持つこのソフト
は天文愛好家にとって必需品だし、初めて
の方にとっても優しいプラネタリウム番組な
ど用意されている。

詳しくはこちら 
 
「メシエ天体 ビジュアルガイド」 
中西昭雄・著 誠文堂新光社
中味拝見


本書で紹介されているメシエ天体の写真の
多くは、同じスケールで撮影されており、天体
の大きの比較など重宝するに違いない。
また、それぞれの天体の情報・見つけ方、観察
のポイント・撮影アドバイスが書かれており、
実際の観測においても有益な情報が書かれて
いる。写真も美しいものばかりだし、初心者から
上級者まで幅広く読まれていくであろう文献の
一つであると思う。
  「星空の図鑑」 
Will Gater・Giles Sparrow著 誠文堂新光社
中味拝見


この美しい文献は、図鑑づくりに定評のある
イギリスのDK社「THE NIGHT SKY MONTH BY
MONTH」を翻訳したものだが、屋外で使用する
にはもったいないほど家の中でもじっと眺めて
いたいものである。
月ごとの北・南半球から見える星空を一つの図
に表したものは他にはなく、図や写真でそれぞ
れの月に見える星座や天体を紹介し、2022年
までに起こる主な天文現象や月齢も書かれて
いる。
天体観測に出かける前夜や、雨の日にこの美し
い文献を眺めながら星空の理解を深めるのに
は最適の本ではないだろうか。
 
 
  「星座早見(和文) 」
渡辺教具製作所


学校教育の現場でも使われている星座盤。
金属製なので丈夫で長く使えます。「星座
早見」は多くの種類が出ており、最初はどの
ようなものでもいいかと思います。コンパス
とこの「星座早見」があれば、今見ている夜
空の星や星座がわかります。
  「天文年鑑」 誠文堂新光社

天文に関する最新のデータを収録した
天文愛好者には必携の書。本書があれば
今年に起こる天体の見所などがわかり、
また各天体の詳しい情報で天体観望が
より楽しいものとなるに違いない。 
 
  『バーチャル・プラネタリウム
自宅で愉しむ「全天88星座」の世界
[DVD] 』
 
中身拝見

プラネタリウムに行くと星空案内をしてくれ
ますが、上映時期の季節に絞った簡単な解
説しかありません。しかしこのDVDには160分
にわたって全天88星座を、星の並びや見つ
け方、神話、その星座にある有名な天体を
ハッブル宇宙望遠鏡などの画像を交えて紹介
している画期的なものです。星座の解説・ナレ
ーションは囁くような美しい声の脇屋奈々代
さん、背景のBGMも心落ち着くものとなってお
り、まるで母親の胎内に戻っていきそうな感
覚にさえなります。星空に初めて興味を持つ
方は勿論のこと、そうでない方にとっても星空
の魅力を再発見していくでしょう。

  「最新天文百科 
宇宙・惑星・生命をつなぐサイエンス」
 
Michael A. SEEDS & Dana E.BACKMAN 著
有本信雄 監訳 丸善
中身拝見

2010年10月下旬発売された画期的な天文
百科です。この文献が他の天文百科と大きく
異なり、また絶賛すべきところは、次の言葉
に集約されていると思います。

「地球上ではじめて生命が誕生してから、知性
を持った人間が登場するまで、長い進化の旅
があった。ビッグバンで宇宙が生まれてから、
はじめての生命が誕生するまでには、もっと
長く険しい歴史があった。

私たちはいったい何者なのだろうか?

その深遠な問いについて考えるための鍵が、
本書にはある。

私たちは、この宇宙の中では、時間的、物質
的に小さな存在でありながら、宇宙の重要な
一部なのである。

天文学は、宇宙のしくみを知るだけでなく、私
たち自身について考える学問でもあるのだ。

美しい天体画像とともに、宇宙と私たちのはる
かなつながりに思いをめぐらせてみよう。」


(本書より引用)


 
  「メシエ天体カタログ」
ステファン・ジェームズ・オメーラ著 
磯部e三 監訳 Newton Press

中身拝見

多くの天文書が各天体の歴史的事実及び
最新の天文学からの引用に大部分を割いて
いるが、本書はそれぞれの天体発見時の
メシエの言葉や著者が感じた印象を、眼視・
双眼鏡・望遠鏡それぞれから詳しく書いてい
るのが特色です。この本の魅力はメシエの
発見の言葉やスケッチなどがあるかと思い
ますが、何と言っても著者のの文筆力にある
のではないでしょうか。読者を引き込み、読者
自身も自分の目で確かめたいと思わせるよ
うな素晴らしい解説文です。私自身この文献
に出会って本当に良かったと思っています。

 
  「星座を見つけよう」
H.A.レイ 文・絵 草下英明 訳 
福音館書店

中身拝見

初めて星空に興味を抱き、星座を見つ
けようとしたとき、この本ほど分りやすく
書かれた本はそう見当たらないかも。
そして子供に語りかけているようなその
語り口には、宇宙の神秘の素晴らしさを
感じさせないでおかないものがあるんだ。
  
 
家庭用プラネタリウム
「ホームスター プロ
(HOMESTAR PRO) 2nd edition」


プラネタリウムが家庭でも楽しめるんです
ね。家の天井に映し出される一万個の星。
それも4等星以上の星には色がついており、
ゆっくりと回ります。私が持っているのは前
のモデルなので星の色はついておりません
が、天の川といい、地面に寝そべって満天
の星空を見ているような錯覚に陥ったもの
です。ここで紹介した「ホームスタープロ」
以外にも家庭で楽しめるプラネタリウムがあ
りますが、その美しさを超えるものは他にあ
りません。

リビングの中央にこのプラネタリウムを置くと、
その星の広がりが実感できるとは思います
が、リビングの照明器具は平たい方が投影
を邪魔しないかと思います。
星が見えない夜とか見るといいですね。

詳しくはこちら


「銀河鉄道の夜」DVD
 KAGAYA
中身拝見

原作「銀河鉄道の夜」の幻想的な雰囲気を
そのまま、非常に美しいフルCGアニメーション
にて再現し、観客を異次元の空間へ誘う作品。
銀河鉄道を題材にした映画はいくつかあるが
、私にとっては「銀河鉄道の夜」出演・田中真弓、
坂本千夏のものと同じように心に残るもので
ある。

以下内容紹介より引用

宮沢賢治不朽の名作「銀河鉄道の夜」の現像
世界を徹底考察し、ついに映像化。“これらの
わたくしのおはなしは、みんな林や野原や鉄道
線路やらで、虹や月明かりかれもらってきたの
です・・・” 80年前の作品、宮沢賢治の「銀河
鉄道の夜」、そこに描かれた風景が、デジタル
映像として完成。映像は、透明感あるれる作風
で国内外に多くのファンを持つアーティスト
KAGAYA。3年の歳月をかけて創り込まれた
精緻で臨場感あふれる映像は現像の世界へと
誘います。声の出演は、宮沢賢治と同郷で、
人気・実力を兼ね備えた声優の桑島法子、
そして音楽は、夢の兄弟コラボレートが実現した
、ミュージシャン加賀谷玲が参加。これまで目に
したことのない感動の風景に包まれて、ほんとう
の銀河鉄道に乗っているかのような夢の時間を
ご体験ください。

イラストレーション&ムービー KAGAYA

1968年生まれ。幼い頃より星の世界に憧れ、
描き続けるアーティスト。世界に先駆けデジタル
ペインティングの手法を確立する。宇宙に関す
る作品を多数発表。天文図書や月刊誌のイラ
スト、ポスター、CGアニメーション製作、アクセ
サリーデザインなども広く手がける。透明感あふ
れる独特な作風で、国内外に、多くのファンを
持つ。「the Zodiac 12星座シリーズ」はジグソー
パズルのベストセラー。


 
「宇宙 (小学館の図鑑NEO) 」
中身拝見

宇宙のことを詳しく知りたいと思っている
人には最適な文献です。幼児から中学生レ
ベルを対象にしているだけあって、豊富な
図や写真で解説しており、またその内容は
大人でも満足できるものとなっています。
私自身まだ知らないことが沢山あったこと
をこの本で気づかされました。双眼鏡や
望遠鏡での天体観測をする時にも、この本
で養った新たな視点や知識が、視界に入っ
た天体を奥行きあるものにしてくれるので
はないでしょうか。
「星空散歩ができる本 北半球版」 
Milton D. Heifetz & Will Tirion著 
松森靖夫編訳 岩上洋子・高橋真理子訳 
恒星社厚生閣

中身拝見

星座早見盤を用いても星座の位置が
よくわからないという方や、これから星空
散歩をしてみたいという方には最もお勧
めの文献だと思います。その独特な探索

方法は見ていてとても実用的で参考に
なります。新たに星空散歩をする旅人の
目を楽しませてくれるこの文献は世界各
国で出版されている名著です。

また「南半球版」も出版されています。

 

 
「春の星座博物館」 
山田卓 著 地人書館
中身拝見



私は数多くの天文書の中で、山田卓さん
の著作が一番好きだ。何故なら他の天文書
では感じられない、著者の想いや人間性が
見えてくるからだ。既成事実だけを淡々と
書いている天文書が多い昨今において、
山田さんのような遊び心のある、ユーモアに
あふれた文章に接すると心が和んでいく。
人生経験を多く積んだ者しか語れないもの
がそこに横たわっている。




この広い宇宙のかなたに、親しい友を
みつけることはわるくない。そのことが楽し
いだけではない。夜空の友は、ときには
恋人となってあなたの心を焼きこがし、とき
には師となって、この広い宇宙のなかでの
人間の立場を考えさせてくれる。それはあ
なたがいかに生きるかをきめる。あなたの
人生哲学の形成に、大いにいい影響をもた
らすにちがいない。人は日ごろ、つい自分
の手が届くせまい世界で生きがいをさがし
もとめてしまう。せまい世界に生きるものに
は、常にゆきづまりと絶望がたちふさがる。
人間が生きる宇宙は途方もなく大きく広い。
それにくらべたら人の一生は瞬間といえる
ほど短い。ゆき詰まりとか絶望がたちふさ
がるなど、とうてい考えられない広大な宇宙
で、それほど長くもない人生を、ありもしな
い絶望と失意でおくる手はないのに・・・・。
いい星の友がそれを教えてくれる。星との
友好関係を深めるために、星のことをより
多く、より深く知ることは大切である。しかし、
それがせまい世界で尊敬を獲得するため
の知識であったり、ライバルの足をひっぱ
る武器とするためであってはならない。その
人の宇宙は、豊富な知識とは裏腹に、ます
ます小さく狭くなる。そういう人にとって、星
はいい友にならないからだ。
(本書より引用)

「夏の星座博物館」 
山田卓 著 地人書館
中身拝見


“日本一星の好きな人”という野尻評に
たいして「星は好きなだけでなく、実感する
ことが大事です」という言葉がかえってきた。
いい言葉だ“この道はいつかきた道”見知
らぬ土地で、ふとそんな気がすることがある。
実は本人はきていない。しかし、きたことが
あるような気がする。それは自分の母親か、
あるいは、それ以前の、いやもっともっと何
千年も昔の自分の祖先の体験が、ふと自分
の中に蘇るのかも知れない。同じように、
古代の人々の星に対する実感もまた、現代
の我々の中に、蘇ることがあるにちがいない。
野尻先生が昔を調べたのは、そうした実感
を掘りおこしたかったからなのだろう。「この
ごろ霊園って言葉がはやってるけれど、ぼく
にはオリオン霊園ってのが空にあって、ちゃ
ーんとできてて、これは誰も入れないんでぼく
だけなんですよ(笑) アマゾンの女の兵隊が
いて、門の前に立っているんですよ。槍と盾
をもって番をしてますからね(笑)・・・・」
野尻抱影さんは“日本一長く星の実感をもち
続けた人”と評すべきだった。先生は1977年
10月30日、93歳のとき、オリオン霊園にむか
って旅立たれた。いまごろは、まわりにアマゾ
ンの女兵たちをはべらせて、楽しい星の話で
彼女たちをケラケラ笑わせ、悦にいっておら
れるにちがいない。うらやましいかぎりである。
さて、私はどこの霊園をえらぼうか?

(本書より引用)

 
 

 
「秋の星座博物館」 
山田卓 著 地人書館
中身拝見



旅先で思いがけなくみごとな星空に出合
うことがある。ちかごろの名古屋の空は東京
とかわりなく、4等星ですら姿をみせたがらな
い。日ごろ惨めな空の下で暮らす私にとって、
それはめったにないチャンスであり、大いな
る旅の楽しみのひとつである。まるで星ぶろ
にでもつかったように、見も心も投げだして、
あふれるほどの星の湯船の感触を味わうの
だが、星をたたえる歯のうくような美辞麗句
のすべてが、ためらいもなく使え、そして同時
にすべての言葉が無意味でむなしくなるとき
である。しばらくは、星の名前も星や宇宙に
関するいくつかの知識もまったく無用だ。ただ、
ワァーッとひろがった数えきれない星々と、
その空間と時間のなかに自分がいることを
実感するのだ。“天文学を勉強した人は、とて
つもなくでかい宇宙を知っているから、地上の
小さなくだらないもめごとなど、まるで気になら
ないだろう”と考える人がある。もしそうなら、
天文学者のすべてが、心豊かなゆうゆう自適
の人生が送れるはずなのだが、実はそれは
当たっていない。星や宇宙は、知ることと共に
実感することが大切だからだろう。星ぶろに
つかるのは、その意味で悪くない趣向だと思う。
できるだけのんびり、頭に手ぬぐいをのせて
鼻歌が歌えるほど、自然に浸りきった自分を
楽しむことが理想である。
(本書より引用)


 
「冬の星座博物館」 
山田卓 著 地人書館
中身拝見



旅装束(たびしょうぞく)のオリオン一家を
西に見おくってしまうと、春宵ののんびりムー
ドが夜空をおおう。春の星座のトップをきって、
春一番、かに座が空高く舞いあがる。双眼鏡
でかに座のプレセペ星団を楽しんだのが、つ
い先日のように思えるのに、それはもう一年
も前のことなのだ。プレセペの顔は一年前と
すこしもかわっていない。旅に出たオリオンも、
来年また確実に冬の夜空に帰ってくるだろう。
(本書より引用)
 
「新訂 ほしぞらの探訪
  肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」

山田卓 著 地人書館
中身拝見

私自身この本が大好きです。肉眼・双眼鏡
での天体紹介は内容がとても充実しておりま
すし、著者の語り口が人間味あって楽しく読む
ことができるからです。この文献で紹介されて
いる多くの天体の見所や探し方、著者の感じ
たことなど現在販売されている他の天文書と
比較しても優れたものの一つであることは確
かだと思います。素晴らしいです。
山田卓氏は2004年3月に亡くなり、同年4月に
「科学技術普及啓発功績者」として文部科学
大臣賞受賞されました。

 
「星の文化史辞典」
出雲晶子 著 白水社
中味拝見

世界的に見ても大変貴重な文献になるのだと
思う。星に関する世界各地の神話・伝説・伝承を
1700項目拾い集め、一冊の本にまとめた例はな
いのではないだろうか。古代の人たちが星に何
を映し出そうとしたのか、同じ星でも住む世界が
違うと全く異なる神話や伝説が産まれてくるのを
興味深く感じてならなかった。400頁を超える本
書は、人間の文化史としても貴重な記録集として
位置づけられるのかも知れない。

 
  「星空ウォッチング」
沼澤茂美、脇屋奈々代 著 
新星出版社
中身拝見

初心者特に都会近くに住んでいる人に
とっては、多くの参考書はあまりにも詳し
すぎて逆にわからなくなってしまうことが
良くあると思う。その点、この本は郊外
を基準として星空を解説しているので、
実に探しやすくわかりやすいのではと
思う。またその星座にあるお勧めの天体
の情報も詳しく、神話なども掲載されてい
る。最初に手にとる参考書の中では最も
有益なものの一つである。


  「星雲星団ウォッチング 
エリア別ガイドマップ」

浅田英夫著 地人書館
中身拝見

星雲・星団の位置を分かりやすい星図の
中で紹介し、どの天体が望遠鏡や双眼鏡な
どの観望機材に適しているのかが良く理解
できる仕組みになっている本だよ。多くの
写真や、詳しい星図などを使っており、初心
者の方でも容易に探索できる工夫がされて
いるんだ。
「星空フィールド日記」や「スカイアトラス 
フィールド版」よりも大きな本だけど、それだけ
内容は非常に濃く、天体観測をじっくりと取り
組みたい方には最適のものかもしれない。
 

 
 
  「新 透視版 星座アルバム〈秋冬編〉」
藤井旭著 誠文堂新光社
中身拝見

全体像がわかる大きな星座写真、そこ
に星座絵が描かれた透視板を重ねること
によって、星の位置関係など覚えさせる
画期的な本です。こんな素晴らしい方法を
思いついた著者の感性はすごいですね。
現在このアルバムは、2冊に分冊されて
いますが、大事に大事に使い込みたい本
です。
 
  「新 透視版 星座アルバム〈春夏編〉」
藤井旭著 誠文堂新光社
中身拝見

左の文献の春夏編 
 
  「スカイアトラス フィールド版」 
カルコシュカ著 
村山定男・監訳 白尾元理・訳 
丸善株式会社

中身拝見

この本は前述した「星空フィールド日記」
のように、星座やその神話については
書かれてはいないけれど、多くの星雲・
星団などが肉眼や双眼鏡・望遠鏡を使って
見つけられやすいような工夫をしている
好著なんだ。分厚い星図帖を広げながら
見るのは大変だね。でもこの小さな本さえ
あれば有名な天体の情報や位置などが
詳しく記号化されているので、初めての
かたでも役に立つと思うんだ。いつもこの
本を手元に置いて肉眼はもちろんのこと
双眼鏡などを使って星空を見ると楽しくな
ると思うよ。
 
  「Sky & Telescope's Pocket Sky Atlas」
(リング製本)

英語版
中味拝見

英語版だが、この本に関してはあまり特に
英語は必要でなく星雲・星団・銀河が色分け
されて実に見やすい。7.6等星までの星を
掲載しており、防水仕様の紙なので屋外で
威力を発揮するのではないでしょうか。全
チャート80枚ですが、小さく持ち運びやすい
のが特徴です。天文ファンの中でも評価の
高い星図です。
 
 
  「まんがで読む星のギリシャ神話」
(大型本)
 
藤井龍二 著 星ナビ編集部編 
アストロアーツ

中身拝見

ギリシャ神話といっても膨大な神話があり、
全ての話を読むことは大変かも知れない。
しかし、この文献ではギリシャ神話の全体像
を漫画で分かりやすく提供しており、大人で
も十分に勉強できるように工夫されたもので
す。またそれぞれの神話が映し出された星座
も解説されています。まんがという媒体を通し
てギリシャ神話に親しむという着想は素晴ら
しいと思います。

実際双眼鏡などで星空を見ていると、星座に
まつわるギリシャ神話を知っていればもっと
面白いなと感じた人も多いのではないでしょ
うか。その点、この文献は星座の背景にある
ギリシャ神話の全体像を知ることができます。

「星の地図館」
林完次 渡部潤一著 小学館
中身拝見

とても美しい6.5等星までの全ての星の
色を再現した画期的最新カラー星図と、それ
ぞれの星図に位置する星雲や星団をハッブル
宇宙望遠鏡・すばる望遠鏡などの壮麗な
写真が私たちを宇宙の神秘さに浸らせる。
本書ほど、星図と写真集を見事に調和させた
ものは過去になく、その傑出した表現力は、
私たちの生命の起源を思い起こし、美のなか
へといざなう。そして本書の付録に「野外
星図」や「北天・南天星座早見盤」があり、
野外での星空観望にとても役立つものとなる
に違いない。初心者やベテランを問わず、
星や宇宙に想いを寄せる人、そしてそうでな
い人にとっても是非手にとってもらいたい
傑作であると僕は思う。
 
 
  「全天星雲星団ガイドブック 
小型カメラと小望遠鏡による星座めぐり

藤井旭著 誠文堂新光社
中身拝見

上に紹介した「星座ガイドブック」の星雲・
星団編です。メシエ天体を中心に詳しく
望遠鏡による見え方や、カメラによる撮影
方法が掲載されています。文献が20年前
のものなので、最近のデジタルカメラでの
撮影については書かれていませんが、
それぞれの星雲・星団を詳しく知るには
最適の文献だと思います。

  「天体ガイドマップ 
Star Atlas 2000.0」

天文ガイド編 監修・富田弘一郎 
誠文堂新光社

中身拝見

これは実に画期的な本だよ。星座の形
を知らない人が本格的な星図を使えるよ
うに工夫した本で、最初は現在の星空を
星座線が入った図で紹介している。次に
四季の代表星座を写真と星座線を使って
説明し、星座絵が入った星図でさらに理解
を深めることが出来るんだ。そして最後に、
世界で始めてオールカラーの実用星座
(8等星まで収録)がある。この本の中核
はこのオールカラーの美しい星座だと思う
な。皆も早く天文ファンが使っている星図
を使いこなせるといいね。尚、主な重星が
写真付で紹介されたりしていて、実用には
もってこいの本だと思う。
 

 
  「星を見に行く・
はじめてのスターウォッチング」

えびなみつる著 誠文堂新光社
中身拝見

漫画を使って、誰にでも星空鑑賞の
素晴らしさと簡単な方法を紹介している
本だよ。はじめて星空に接してみたい
方には最適の文献であると思う。
 
  「[続] 星を見に行く・
はじめての天体望遠鏡」

えびなみつる著 誠文堂新光社
中身拝見

左の文献の続編 
 
星が光る星座早見図鑑 (大型本)
藤井旭著 偕成社
中身拝見

この星座早見盤は盤および本の中の
星座図に畜光インクが印刷れているので、
野外で星を探すときにとても重宝します。
また家の中でも夜眺めるのにもいいかも
知れません。
またこの本には星座の見つけ方や、とて
もきれいな星座図があり見飽きることが
ありません。
「都会で星空ウォッチング」
八板康麿 写真・解説  
並木光男 星空監修 小学館

中身拝見

確かに田舎で星が降るような環境の中で
星座を見つけようと思っても逆に苦労するの
かも知れない。この本は多くの人が住む都会
での環境を軸に1〜2等星を中心に星座を
探す方法が書かれています。。初心者それも
都会に住む人には良書で、中級者にとっても
代表的な星雲・星団、そして星座や最新の
宇宙科学や美しい写真がちりばめられ勉強
になるのではないでしょうか。また双眼鏡・
望遠鏡の使い方、星座写真の撮り方も詳し
く掲載されています。

 
「星座ガイドブック 
小型カメラと小望遠鏡による星座めぐり」
秋冬編
 
藤井旭著 誠文堂新光社

中身拝見

既に絶版ですが、星座の探し方や神話・
伝説、星雲・星団、二重星など実に詳しく
説明されており、これニ冊で殆どの星の
特徴を知ることが出来る名著です。
初心者の方から、中級者の方まで参考に
なる文献です。
「星座ガイドブック 
小型カメラと小望遠鏡による星座めぐり」
春夏編
 
藤井旭著 誠文堂新光社

中身拝見

左の文献の春夏編です。
 
「スターマップ―星空地図帖」
天文ガイド編 監修・富田弘一郎 
誠文堂新光社

中身拝見

これ星図帖は前に紹介した「天体ガイド
マップ Star Atlas 2000.0」のオールカラー
の星図を縮小して大きな一枚の紙に収め
たものです。野外で使うのもいいし、家で
大きく広げて星達の世界をじっと眺めるの
もいいかも知れませんね。折りたたんで
ありますが、拡げると、見開いた新聞紙よ
りも大きくなるんですよ。
「星空フィールド日記」
浅田英夫著 山と渓谷社
中身拝見

一台の小さな双眼鏡とこの本をもって外に
飛び出してごらん。きっと今まで気づかなかっ
た多くの美しい星たちに触れることができると
思う。星座の生い立ちや神話の簡単な紹介と
ともに、それらの星座の中に見える星雲星団
などの位置や情報が満載しており、今まで
気づかなかった星の違った顔を見ることが
できると思うよ。
 
「宇宙を感じる七日間」
宮本延春・著 プレアデス出版
中味拝見


宇宙の壮大さを感じること、しかし多くの人に
とって宇宙の最新の理論は難しく、壁の向こう
側にあると感じているだろう。この文献はそれ
を誰にも分かりやすく説明するだけに留まらず、
宇宙を知ることにより、生きる上での多くの
ヒントが隠されていることを語っている。それは
著者の歩んだ波乱の人生に裏打ちされたもの
であり、その言葉と想いは読者の心に伝わって
くるに違いない。この文献は中学生から大人
まで、宇宙を身近に感じたい方、そして人生に、
生きることに疲れている人にも是非読んでもら
いたい文献である。

  「天の科学史」
中山茂・著 講談社学術文庫
中味拝見

1984年に書かれた本書には最新の宇宙論の
紹介は書かれていない。それは著者が言われ
るように、まだ未確定のものなのかもしれません。
人類が生まれてから、天への畏敬・恐れ、占星
術や暦、宇宙の構造、惑星の独特な動きと計算、
天動説から地動説、天体物理学へと変遷して
きましたが、その長い歴史を平易な言葉で語る
この文献の貴重さは現在でも価値を下げること
はありません。名著だと思います。
 
「望遠鏡・双眼鏡カタログ
〈2009年版〉」

中身拝見
以下商品説明より引用

第1部 この2年間に登場した注目の
製品を一挙紹介!(この2年間の主な
新製品の動向;メーカー・輸入代理店・
販売店一覧);

第2部 メーカーが推奨するベストテレ
スコープ(スタークラウド―ウイリアム
オプティクス天体望遠鏡(SD・EDアポ
クロマート屈折望遠鏡);エイ・イー・
エス―OSTSシリーズ(人工衛星光学
観測装置) ほか);

第3部 ユーザーリポート“自慢の愛機”
(ウイリアムオプティクス/ZenithStar
66SD/部屋に飾っておきたい望遠鏡;
ウイリアムオプティクス/Zenithstar80
FD BINO(双眼望遠鏡)/星、花鳥風
月を愛でる望遠鏡ほか);

第4部 特集(いろいろなタイプがある中
から、どれを選べば良い?―天体望遠鏡
がほしい!!;あると便利なスターウォッ
チングの必需品―双眼鏡がほしい!! 
ほか);

第5部 望遠鏡・双眼鏡総合カタログ
(双眼鏡;スポッティングスコープ ほか)
「月の本」
林完次著 光琳社出版
中身拝見


この美しい本は月だけに絞って、その文学、
天文学、社会学、美術などさまざまな角度か
ら月の謎や魅力を豊富な写真や図を通して
紹介している素晴らしいものです。私たち
地球に一番近い星である月。一番身近に感
じている月ですが、多くの謎がまだ沢山ある
んですよ。そしてあなたの知らない月の魅力
をこの本の中に見つけ出すかも知れません。
 
[フルカラー3D・立体視]
星がとびだす星座写真
【特殊レンズ付き】

伊中明著 技術評論社
中身拝見

3Dという立体的に見る星空はなんと素晴ら
しいでしょう。この文献は6等星以上の星の
実際の距離データを反映したもので、背景に
ある無数の星たちの中に浮かび上がる姿は
本当に感動的です。実際の星空でも体験でき
ないこの浮揚感という新たな視点を与えてくれ
る画期的な本に感謝しています。
「天文考古学入門」
桜井邦朋著 講談社現代新書
中身拝見

アテスカの都市テオティワカンに、奇妙な
配置をした遺跡がある。南北から15度傾いた
“死の道”や十字型に穴をうがった巨石には、
ある天体を観測するための秘密が隠されて
いたのだ。古代エジプト人は、シリウスの
1461年周期の知識をもち、マヤには、現代
よりもはるかに精確な暦や時間がつかわれて
いた。彼らは、宇宙の規則性をどのようにして
知り得たのだろうか。考古学だけでなく、現代
天文学にも大きな影響を与えた謎もある。
アメリカ・インディアンが岩壁にスケッチした
超新星やプレヤーデス星団の消えた星、赤く
輝いていたシリウスである。本書は、世界の
七不思議を天文学の視点から調査し、新しい
学問「天文考古学」を提唱する。 
(本書より引用)
 
未来への提言
「リサ・ランドール 異次元は存在する」
 
リサ・ランドール+若田光一 NHK出版

中身拝見

おもしろいことに、わたしが5次元世界の
概念から感じたことも、ある意味、今、あな
たがおっしゃったことに、よく似ているような
気がします。それは神を感じるような経験で
はありませんが、目に見えない5次元に思
いをめぐらせていると、「宇宙の神秘に対す
る畏敬の念」が湧きあがってくることがあり
ます。研究に没頭していると、あまりに課題
に集中しすぎて、今、自分が何をしようとし
ているのか、ということを見失いがちです。
でも、人から自分の研究について尋ねられ
ると、一歩ひいて客観的に状況を捉えるこ
との重要性を思い出し、「いったいこの研究
はどんな意味をもつのか」と改めて自分に
問うことになります。物理や科学という観点
からではなく、もっとフラットな目で自分の取
り組んでいることを見つめてみると、それが
どれだけ奇抜な発想であるかということに
ハッと気づかされることがあるのです。その
ときに、宇宙には観測可能なもの以外に
想像を絶するほど多くの事象が存在するこ
とを改めて強く感じ、宇宙の神秘に対して、
畏敬の念を抱きます。
(本書より引用)


「大宇宙 完全版―空間編と時間編を、
この一冊に!」

(ニュートンムック Newton別冊)

中身拝見

人類は,夜空に輝く星たちをながめながら,
宇宙に対してさまざまな疑問を抱いてきました。

宇宙は,いったいどこまで広がっているのだろ
うか? いつどのようにして生まれたのだろうか? 
そして,この先どうなっていくのだろうか?

本書は,豊富なイラストと美しい天体画像を使い,
3部構成で宇宙に関するこれらの疑問に答えて
いきます。宇宙の空間的な広がりについて紹介
する「宇の章」。宇宙の歴史にせまる「宙の章」。
そして,宇宙をより深く理解するための「キーワー
ド集」です。

2011年,Newtonは創刊30周年を記念して,「宇宙
のすべて」をテーマに2号連続で大特集を組みまし
た。本書は,この記念特集を余すところなく収録し
た,まさに宇宙のすべてがわかる1冊です。
(商品説明より引用)
 
「ベテルギウスの超新星爆発」
加速膨張する宇宙の発見
野本陽代・著 幻冬舎新書

中身拝見

オリオン座の中で明るく輝く赤い星ベテ
ルギウスは晩年を迎えている。星が一生
の最後に自らを吹き飛ばす現象「超新星
爆発」。ベテルギウスは今、いつ爆発して
もおかしくない状態にある。地球からこん
なに近くで起きる超新星爆発は史上初の
こと。過去、超新星は数々の宇宙の謎解
きに役立ってきた。ベテルギウスが爆発し
たら何が起こるのか? 2011年にノーベ
ル物理学賞を受賞した「宇宙の加速膨張」
という衝撃的な事実は、どのようにして明
らかになったのか? 超新星の最新研究
をやさしく解説する。
(本書より引用)

「みるみる理解できる相対性理論」
改訂版 Newton別冊
中身拝見

本書は、2005年9月に刊行されたNewton別冊
「みるみる理解できる相対性理論」の改訂版で
す。旧別冊は、おかげさまで読者の皆さまから
「最もわかりやすい相対性理論の本」という高い
評価をいただきました。そしてこのたび、新たに
読者モニターを募り、さらに完成度を高めた改訂
版へとバージョンアップされました。読者モニター
の皆さんからのご意見で「ここがわからない」ある
いは「ここをもう少しくわしく知りたい」というご指摘
が多かった部分については、新たに「もっと知り
たい!」を新設しています。また、デザインも一新
し、より見やすく美しい譜面に生まれかわりま
した。
(本書より引用)
 
「相対性理論を楽しむ本」
よくわかるアインシュタインの不思議な世界
佐藤勝彦・監修 PHP文庫

中身拝見

ニュートン以来の物理学の中では、
時間とは、空間や運動とは全く無関係に、
一定の速度で流れていくものであり、一方、
空間も他のものから独立していて、その
広さや大きさは無限であり、また不変の
ものだと疑いなく思われていました。
しかしアインシュタインは、時間と空間は
密接に結びつき、お互いに影響し合って
変化することを明らかにしたのです。
そして、特殊相対性理論の最大の功績は、
それまで物理学においてバラバラに扱わ
れていた時間と空間を、「時空」という
一つの概念にまとめてしまったことなのです。

アインシュタインは、原子爆弾を作る
ために、相対性理論を考え出したわけで
はありません。多くの科学者と同様に、
純粋な知的探究心に基づいて研究を行った
だけです。しかし、相対性理論の「成果」
である原子爆弾投下の報に、彼の良心は
深く傷つきました。現代の科学者は、自ら
が発見したことの応用結果について、
その結果が予想できたかどうかに関わら
ず、責任をとらなければならない、という
意見もあります。科学が生み出すことの
結果の大きさを考慮すれば、そこまで踏み
込まざるを得ないかもしれません。また、
毎日のニュースや新聞に取り上げられる
さまざまな出来事・・・・核実験、化学物質
や地球環境の問題、生命科学の進歩と
生命倫理など、人間の幸福と福祉に貢献
するはずの科学が、人間の存在を脅かし
たり、人間に新たな難題を突きつけている
現実を、私たちは感じています。21世紀
の科学は、人間との関係のあり方が
いっそう真剣に問われるものになるで
しょう。私たちは、現在の科学が持つ
両面性(それは人間の善悪分かちがたい
二面性を反映したものかもしれません)を
しっかりと見定め、人間と真に共存できる
科学とはどんなものか、たえず考えていか
なければならないでしょう。そのためには、
科学を科学者のみに委ねて「自分たち
素人には直接関係ない」と考えるのでは
なく、私たち一人一人が科学を知り、科学と
向き合うことが、何より大切であると思い
ます。
(本書より引用)
 
「ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く」
リサ・ランドール著 
向山信治・監訳 塩原通緒・訳 NHK出版

中身拝見

数式を使わず、余剰次元やひも理論に至る
までの流れを丁寧に開設している。ただ、この
本を理解するには一般相対性理論や量子力学
の基礎を知っていないと難しいと思う。私自身も
量子力学に関しては素人なので、半分以降は
理解することが出来なかった。


(以下、本書より引用)

私が物理学を研究するようになってから新たに
発見された粒子はすべて、理論上から確実に発見
されるだろうと言われていた粒子だった。これらの
発見をけなすつもりは毛頭ないが・・・・それらは
すばらしい遺産だった・・・・本当に新しい未知のもの
を見つけるのは、興奮の度合いがまったく違う。
LHCが動きはじめるまで、どこを集中的に調べれば
いいのか誰も確実にわからない。LHCから得られる
結果は、きっと私たちの世界観を変えるだろう。

LHCには、非常に意味深い新しい粒子を生みだせ
るだけの充分なエネルギーがある。その粒子は
スーパーパートナーかもしれないし、四次元モデル
が予言する別の粒子かもしれない。だが、ひょっと
したらカルツァークライン粒子、すなわち余剰次元を
横断する粒子が現れてくる可能性もある。果たして
そのようなKK粒子が見つかるのか、見つかるとした
らいつなのかは、ひとえに私たちの住む宇宙の大き
さと形状による。私たちは多次元宇宙に住んでいる
のか? その宇宙の大きさや形状は、KK粒子を
目に見えるものにしてくれるのか?

階層性問題を解決しようとするすべてのモデルには、
目に見えるウィークスケールの帰結がある。歪曲し
た幾何もそうしたモデルの一つであり、とくにすばら
しい痕跡を残す。この理論が正しければ、きっとKK
粒子が検出されるはずで、それが残していった手が
かりから数々の性質が測定できる。あるいは別の
余剰次元モデルがこの宇宙を記述しているならば、
エネルギーは余剰次元に消失するだろう。その結果
として生じたアンバランスなエネルギー収支から、
最終的にその余剰次元が検出されることになる。

私たちの知らないことはまだたくさんある。だが、
まもなく宇宙はこじあけられようとしている。今後の
天体物理学の観測は、宇宙をかつてなく初期にまで、
遠くまで、より詳しく探っていくだろう。LHCでの発見
は、これまでの物理過程では観測できなかった微小
な距離での物質の性質を教えてくれるだろう。宇宙
についての真実が、高エネルギーにおいて噴き出し
はじめるはずなのである。宇宙の秘密が明かされ
ようとしている。少なくとも私は、それが待ちきれない。
 
「星が光る四季の星座 (大型本)
クリント ハチェット作 
スティーブン マーケイシ絵 偕成社

中身拝見

春の初めと終りというように、各季節ごとに
2枚の星座図が書かれており、畜光インクで
印刷された星が暗闇で光ります。

「NHK趣味悠々 親子のための
星空観察」

中身拝見

NHK教育テレビで1999年2月から
3月にかけて、初心者向きの星空観察
の番組が放映されましたが、この本は
そのテキストととして出版されたもので
す。如何に楽しく星空に親しむかを、
多くの写真を交えて親切丁寧に解説し
ており、星空観察の原点を再認識させ
てくれる優れた入門書です。
 
  「賢治の見た星空」
藤井旭著 作品社

中身拝見

宮沢賢治の多くの作品に登場する星に
由来する記述、特に「銀河鉄道の夜」では
それが顕著に見られるかと思います。それ
を天体写真・観測の第一人者である藤井
旭氏が豊富な写真と解説で、実際の星空
のもとでの銀河鉄道の夜に案内してくれ
ます。
  「3Dしかけ図鑑 
アトラス キッズ宇宙地図」

渡部潤一 監修 椿正春 訳 主婦の友
中身拝見

子どもの好奇心を育てる、しかけのいっぱい
のわくわく宇宙図鑑
ぺーじをひらけば、宇宙がとびだしてきます。
○宇宙はどうやってできたの?
○太陽系の惑星をくらべてみよう。
○彗星や流星はどうしてあらわれるの?
○北半球と南半球の星座ってどうちがう?
○ブラックホールってなに?
○宇宙旅行と国際宇宙ステーション
○宇宙人っているの?
めくる、とびだす、まわす、ひっぱる、たくさんの
しかけで宇宙を体験!




AllPosters




フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した映像です。





夜明けの詩(空と大地の風景)

YouTube画面の設定(右下)で画質をHD(高画質)にして見ると、写真がそれ程ぼやけないと思います。












AllPosters



2016年3月17日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



(大きな画像)


不死鳥のオーロラ(写真はNASAより引用)


アイスランドにて昨年9月に撮影されたものですが、オーロラを見に集まっていた人々が帰った午前3時30分、

光が弱くなっていたオーロラが突然空を明るく照らします。



場所はアイスランドの首都レイキャビクから北30kmにある所で、流れている川はKaldaと呼ばれています。



画像中央やや上にはプレアデス星団(すばる)が輝き、山と接するところにはオリオン座が見えます。不死鳥の

頭の部分はペルセウス座と呼ばれるところです。



☆☆☆



この不死鳥のくちばしの近く、やや右下に明るく輝く星・アルゴルが見えます。



アラビア人は「最も不幸で危険な星」と呼んでいましたが、それはこの星が明るさを変える星だったからです。



イギリスの若者グッドリックは、耳が聞こえず口もきけないという不自由な体(子供の時の猩紅熱が原因)でした

が1782年から翌年にかけてアルゴルの変光を追いつづけ、この星が明るさを変えるのは暗い星がアルゴルの

前を通過することによって起こる現象ではないかと仮説を立てます。



1786年、その功績によりロンドンの王立協会会員に選出されますが、その4日後にグッドリックは肺炎により

22歳の若さで他界してしまいます。



グッドリックの仮説が認められたのは100年後(1889年)の分光観測によってでした。



今から230年前の話です。



不死鳥のオーロラ、多くの魂が光の中で飛翔していますように。




 

2016年4月4日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



(大きな画像)


アイスランド南部にあるセリャラントスフォス(滝)とオーロラ
(写真1枚目はNASAより、それ以外は他のサイトより引用)



1枚目の写真、幻想絵画かなと思いましたが、滝の水しぶきで何度もレンズを拭きながら撮られた写真です。



オーロラのやや右側に明るく輝く星が織姫星(ベガ)、左側に輝く星が彦星(アルタイル)です。



ですから天の川が位置するところにオーロラが出現したんですね。



北欧では死者と生者の世界を結びつけているのがオーロラであり、イヌイットの伝説ではこの世で善い行いを

した人はオーロラの世界へ行けると言われているようです。



死後の世界を意識することによって、初めて生の意味が問われてきたのかも知れません。



それはギリシャ哲学(ソクラテスプラトンなど)よりも遥か太古の世界、ひょっとしたら私たち現生人類よりも

前の人類にも芽生えた問いかけのように感じています。



オーロラなど天球に映し出される様々な現象(太陽、月、天の川、星、彗星など)を通して、人類は異なる次元の

世界を意識し死後の世界とのつながりを感じてきた。



ただ、精神世界の本に良く見られる「光の国(星)からのメッセージ」的な言葉に違和感を感じているのも事実です。



自分自身の足元の大地にしっかりと根をはらずに、ただ空中を漂っている、或いは彷徨っているような感じしか

受けないからです。



アインシュタインの相対性理論、まだ理解は出来ていませんが、それぞれの立場によって時間や空間が変わる、

それは他者の立場(社会的・文化的・経済的)を想像することと同じ意味を持っているのではと感じます。



もし、相対性理論なしでカーナビを設定すると現在地よりも11キロずれたところを指してしまいますが、それが

人間同士や他の生命間のなかで実際に起こっている。



自分自身の根をはらずに、他者のことを想像することなど出来ないのではないか、その意味で私も大地に根を

はっていないのでしょう。



一度でいいからオーロラを見てみたいです。




 



我々の半身は火、半身は夢である。

我々は、母なる大地にミアヘイユン---全宇宙---を映す現身(うつしみ)

この地上に経験するためにやってきた。

我々は、果てしなくめぐる季節の中で、ちらと閃(ひらめ)く手の一振り。

太陽の幾百万の火に束の間だけ身をさらし、

その輝きを映す、すべてのものを語らう。


ファイアー・ドッグ(シャイアン族)

「風のささやきを聴け」より引用


   平和・・・・それは魂の内にやって来る。人々が宇宙とつながり、そのすべての力と   

つながって一体となっていることに気がつく。と、そのとき平和がやって来る。宇宙

の中心に大いなる魂ワカンタンカが宿っていると悟ったとき、また実は宇宙の中心

というのはどこにでもあって、われわれひとりひとりの中にもあるんだとわかったと

き、心に平和がやって来る。・・・・ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)



 宇宙の神秘のなかにある、わたしたちの存在は、宇宙そのものなのです。 

アマゾン先住民の言葉



「人間は小さく、宇宙は大きい」という考えもありますが、私たちが常にこの

創造の神秘の中にいるならば、私たちも宇宙ほど大きいのです。我々は

宇宙の外にいるのではなく、その中に統合されているのです。そのことを

学べる精神文化の中で生きていれば、自分のためや未来に残す記念碑

を建てる必要はありません。なぜかといえば宇宙そのものがすばらしい

記念碑であるからです。・・・・・・・アユトン・クレナック(アマゾン先住民)



我々の言葉で、「生きる」ことは「呼吸」と同じです。宇宙の全ては呼吸し

ています。ですから、命を授かった時点から地球のサイクルに入り、宇宙

の全てと呼吸を共有しているのです。生命を授かったことに責任を持ち、

自らを啓蒙しながら自分の道を歩まねばなりません。それこそが地球を

通過している本来の意味なのです。私たちクレナック族の伝説の中では、

命が絶たれたあと、我々は宇宙全体の命を支えている輝きのあるエネル

ギーの源とつながると言われています。人は死後、地球や宇宙全体を支

えている全宇宙的パワーの一部となるのです。一個の生が個人的体験

を超えて、全宇宙的に広がっていくのです。それは一つの「希望」です。

「死」に恐れを感じる必要はないのです。・・・・・・・アユトン・クレナック



 


2012年3月21日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。

画像省略

久しぶりの星空観望

右側にオリオン座が見え、中央やや左にシリウスが明るく光っています。夜半過ぎ、近くで星空の

写真撮影をしていたグループが、「あ、ベガだ。もう夏が来たんだ」と歓声を上げていました。ベガ

(七夕の『おりひめ星』)は「こと座」の一等星で夏の星座「はくちょう座」の近くにありますが、深夜

1時頃に北東の空に昇って来ます。



シリウスの下に写っているのが私が日頃使っている双眼鏡で、前に紹介した双眼鏡よりも大きめ

なものです。20年以上前の古い双眼鏡を安く譲り受けたものですが、今では星空観望になくては

ならない存在になっています。



私が良く来るこの地は丹沢山系の登り口で、V6の岡田さんもこの山が大好きで時々登りにくるよ

うです。恐らく彼もここに車を停め山頂を目指すのでしょう。



実は帰り道、急カーブで突然目の前に鹿が飛び込んできました。思いっ切り急ブレーキを踏みま

したが、鹿はそのままヘッドライトに吸い寄せられるかのように突っ込んできました。幸い鹿の角

が車に当たっただけで怪我はなくそのまま走り去った姿を見て安心しました。



この地は鹿が多く、星空観望をしているといつも近くで鹿の足音が聞こえてきます。人工の光や

音が全くない静寂に包まれた闇の中では、逆に生き物たちの鼓動が身近に大きく感じられます。

ただ、丹沢山系では鹿の数が増え、このままでは木が枯れてしまうことも危惧されています。



いつかカップラーメンをすすりながら、ご一緒に星空を眺めてみませんか。



☆☆☆☆



博学な天文学者の話を聞いたとき、

証明や数学が私の前に表にして示されたとき、

それらを足したり引いたり測ったりする表や図が示されたとき、

講義室で拍手かっさいを受けている天文学者の講義を聞いているとき、 

私はすぐに疲れていやになってしまい、

立ち上がって、ぶらぶら歩くために出て行き、

湿気を含んだ神秘的な夜の空気のなか、ときどき

完全な沈黙のなかで、星々を見上げた。



ウォルト・ウィットマンの詩

「天空の果実」H・リーブス著 岩波現代選書より引用



☆☆☆☆



(K.K)



 

 

2015年11月22日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。




数年前に、ある人に出会った。彼女は看護師さんで入院している患者さんの死期が不思議なことに見えると話していた。



彼女の言葉を確信したのはあることだったのだが、このような千里眼とでもいう能力は世界の先住民やカトリック

ピオ神父などが有名)にも見られる。




アイヌでは故・青木愛子さんは知られているが、沖縄・奄美のユタは殆どが女性で、ある日突然にその兆候が現れる。



日本以外のシャーマンは男性が多く、修行を経てからのに比べると沖縄・奄美のユタは世界的にも珍しいのかも知れない。



詳しくは知らないが、日本の東北地方のイタコ(元々は先天的もしくは後天的に目が見えないか、弱視の女性の職業)や、

瞽女(ごぜ)もそうだった。



盲目の旅芸人「瞽女」、彼女たちを幸いもたらす聖なる来訪者・威力のある宗教者として昔の人々は迎え入れた。



キェルケゴールは、「真理の証人とは、その一生涯、内なる戦い、恐れ、おののき、誘惑、魂の苦悩、霊的苦痛を深く

味わい尽くした人のことである。真理の証人とは、殉教者のことである」と言った。



これに似た苦悩はイヌイット(カナダ北部の先住民)、ブラジルの先住民のシャーマン(パブロ・アマリンゴはNHKでも

特集された)、チベットのある賢者や他の宗教・芸術家にも見出すことが出来ると思う。



しかしそれとは異なる側面を持つ力もあると思う。



エクソシスト(悪魔を追い出して正常な状態に戻す賜物をもった神父)



悪魔や悪魔祓いというと、中世のキリスト教が行なった残酷な魔女裁判を思い浮かべ嫌悪するだろうし、悪魔など

過去の迷信と思っている人も多いだろう。



ただ皆さんも知っているアッシジの聖フランシスコや、前述したピオ神父は魔女裁判とは本質的に異なるもの(悪魔)

に苦しめられていた。



現代のバチカンではエクソシストになるには非常に高い徳性と経験が求められ、先ずその症状が精神性の疾患で

ないことを踏まえたうえで行なわれているが、ある特殊な賜物が与えられていない限り出来ないことだと思う。



ハワイ先住民南米大陸・アマゾン先住民のシャーマンの中には、そのような異なる側面の力を使う者がいることが

書かれているが、それは世界各地・日本でも見出せるのだろう。



ヒッグス粒子、これを神の粒子と呼ぶ人もいるが、それは物理学の次元での真理であり、神の領域とは異なるものだと思う。



宇宙創成から、現在にまで膨張を続ける宇宙、その力は完全に物理学の法則で説明(現代では不可能であっても)し得る

ものを未来の人類は見出すと思う。



ただ、それは力そのものでしかなく、その力とどのように接触するかの姿勢は別の話であると感じる。



真実の話か比喩かわからないが、ブッダは川の水面を歩く行者を見て、その修行に何の意味があるのかを問い

嘆いている。



聖書も「わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移すほどの強い信仰

があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい」(コリント人への第一の手紙)とある。



存在を慈しむことと、存在を否定することの境界。



そこには物理学の真理とは異なる次元と境界、ヴェイユの言葉を借りると「重力と恩寵」の恩寵(おんちょう、神の恵み・

慈しみ)が、私たちと神なる領域の唯一の接点であり跳躍であるのかも知れない。



私にはそれが肌を通して浸透はしていないし、冒頭の彼女のような賜物も有していない。



ただ難しいかも知れないが、方向性だけは見失いたくない。



写真は、惑星状星雲・NGC6543です。



 

2016年1月17日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



本日1月17日の夜明けです。


大きな白い鳥を肩に載せて散歩している人に興味が湧き雑談したが、この鳥は話すと言う。



確かに彼が話しかけると良く話す。名前は失念したがキバタンの仲間なのかも知れない。



その方(56歳)は細胞の増殖を抑える研究が主で、動物実験では成功しつつあるものの、将来はがん細胞を

押さえる研究に結びつけたら、と願っていた。



ソニーに勤めていたが、独創的な研究が認められ、今は研究員として東大の研究所で働いている。



ただ、大学の研究員は有期雇用(現在は数年毎の更新)であり、生活が苦しいときはコンビニでバイトをして

いますと笑っている。



人の生き方は様々で安定した生活を望む人もいれば、生活が多少不自由であっても探究に情熱を燃やす

人もいる。



彼は後者のタイプだが、その顔に非痛感はなく、「私たちの研究が認められるのは、私が死んだ後になるで

しょうね」と、近くにいた彼の息子(小学生)を見ながら笑っていた。



彼とは初対面でありながらも、彼の研究や宇宙(JAXA・宇宙航空研究開発機構)の話まで広がっていったが、

このような名もない数多くの人の土台があってこそ、花咲く土壌が出来ていくのだろうか。



彼と、その息子さんの晴れ晴れしい笑顔に、少しだけ未来への希望を感じた。



 

2017年5月7日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



(大きな画像)




約40億光年離れた巨大な銀河団のアベル370と「重力レンズ」



アインシュタインは一般相対性理論(1915〜16年)から導き出された「重力レンズ」(巨大な質量を持つ天体の

そばでは重力の影響により光が曲がり、光学的な錯覚が生まれる)を、1936年に予言しました。しかし、それ

より12年前の1924年に、「重力レンズ」の理論をフヴォリソンがアインシュタインの一般相対性理論に基づき

最初に提唱しています。



現在、「重力レンズ効果」によるリング状の像のものをアインシュタインリングと呼んでいますが、上のことに

より正しくは、「フヴォリソン-アインシュタイン・リング効果」と呼ぶのが相応しいとの意見もあります。



「重力レンズ」とは、恒星や銀河などが発する光が、途中にある天体などの重力によって曲げられたり、その

結果として複数の経路を通過する光が集まるために明るく見えたりする現象のことで、この巨大な銀河団の

アベル370の画像を通して、その証拠が見られます。



画像全体にちりばめられた「円弧」もそうですが、特に画像中心からやや左下の長細い銀河の形は「ドラゴン」

と呼ばれ、「重力レンズ」によって歪められたと考えられています。



巨大な銀河団のアベル370(手前)と、細長い銀河「ドラゴン」(遠方)は、たまたま地球から同じ方向に見える

だけで、その距離は異なります。



約40億光年離れた、くじら座に属する巨大な大質量銀河団「アベル370」が、さらに遠い銀河(「ドラゴン」など)

の光を屈折させる様子が映し出されたこの画像には、科学的な理論を超えて、何故か宇宙の神秘さを感じ

させます。



宇宙はいまから140億年から160億年前に起こったビックバンによって膨張し冷えていったと考えられていま

すが、宇宙創成の時、私を構成するものと「アベル370」「ドラゴン」を構成するものの源は、今と姿かたちは

異なっても同じものだったんでしょうね。



このことを知識ではわかっていても、同じ源であることを感じる想像力が、一つの感覚として、自分の中で

はっきりと宿していないのを感じます。



 


2012年2月25日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



理論物理学者 リサ・ランドール (写真は他のサイトより引用)



量子力学では「ひも理論」「M理論」から11の次元が導き出され、ハーバード大学教授である

リサ・ランドールは5次元宇宙の姿を私たちに提示しています。



ここまで来たら私には理解不能ですが、一つ言いたいことがあります。



それは4次元〈この3次元の世界+時間〉の他に違う次元があるとでも言ったら、つい最近ま

で気が狂っていると思われたことでしょうし、私もそう思っていました。



しかし、とんでもない空想物語としてしか捉えられなかった異なる次元が、現在多くの学者に

よって真面目に研究され主流になりつつあります。



ここから教わることは、たとえどんなに突拍子もない話でも排除してはいけないということなの

だと思います。



科学はたった一つの発見でそれまでの定説が打ち消される可能性を常に秘めており、今私た

ちが常識と捉えていることも100年先の未来では化石としての意味しか持たないのかも知れ

ません。



難しいことかも知れませんが、常にあらゆる可能性から目を背けてはいけないと感じています。



(K.K)



 

 

2016年1月3日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。










(大きな画像)


世界各地の冬至(写真は他のサイトより引用)

昔の人の冬至への想い、冬至から新年にかけての私たちの想いが伝わってくるようです。





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文部省国立天文台のページ Subaru Telescope Homepage

ハッブル宇宙望遠鏡のホームページ

http://oposite.stsci.edu/pubinfo/subject.html

Solar System (惑星、彗星などの太陽系天体)
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Cosmology (The Universe) (宇宙論)
Catalog Numbers (メシエ等のカタログ番号のついた天体)
General (その他)

ハッブル宇宙望遠鏡の未公開写真のギャラリー(毎月第1木曜日公開)

http://heritage.stsci.edu/


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プトレマイオス48星座
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