「アメリカ・インディアンの教え」

加藤諦三著 ニッポン放送出版より


 





これらの11の言葉の真のルーツは今でも謎のままであるが、子どもを

持つ方に是非呼んでもらいたい。またこれらの言葉に、社会心理学者

である著者が自らの体験を踏まえつつ解説している。

(K.K)


 




本書より引用


批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします

敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います

ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります

ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります

心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります

はげましを受けて育った子は自信を持ちます

ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります

公明正大な中で育った子は正義心を持ちます

思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます

人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします

仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます


 


目次

はしがき


第一章 批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします

あなたは自分に失望していないか

子供の自然な成長を止めるな

失望した子供はどうなるのか

心が弱いから非難する

子供の成長を恐れていないか

たやすく迎合する子供

子供を変える刺激

子供の話を聞く大切さ


第二章 敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います

戦場にある心

若い心に巣食う不安

ほんとうに安らぎを得るには

なぜ人は快楽を求めるのか

他人の成功を喜べる心

救いのない家庭とは

思いやりをもつために


第三章 ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります

子供をからかうことの罪

他人を嘲笑うタイプとは

嘲笑われるタイプとは

自分を笑って追いつめる

不安を感じる勇気

自己主張をするために

強さを身につけるには


第四章 ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります

子供に屈辱を与える親

成功を恐れるひとびと

楽しいことが楽しくない?

恩着せがましい親の罪

自分の価値を見失う子供

にせの罪悪感

他人の不幸を望む理由

無意識が与える影響

他人の幸福を許せない人

白雪姫の継母の悩み

親の嫉妬の影響

他人と比べていい人、悪い人

嫉妬される子供の不幸


第五章 心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります

寛大な親とは

未成熟な親とは

力の源はいつも親

「安心」が我慢を育てる

日本の父は強いか

子供の心を犠牲にしないで


第六章 はげましを受けて育った子は自信を持ちます

励ますことのむずかしさ

母親とは

うつ病を生みだす家庭

励ましに必要なもの

子供を脅かしてはいないか

自信を失わせていないか

子供を病気に追いやる母親

「マイナス」の親

親の矛盾が子供を追いつめる

まわりくどい表現に気をつけて

無理なことを望まない


第七章 ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります

世界一の声を育てた言葉

ほめかたをまちがえると

ほめる時に大切なことば

ほめたがれる子供たち

「よい子」は自分を軽蔑する


第八章 公明正大な中で育った子は正義心を持ちます

意欲をくじく二つの罪

不公平のもたらすもの

兄弟ゲンカの大切さ


第九章 思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます

思いやりのある家庭とは

子供に安心を与えるために

受け入れられた子供は自分を大切にする

思いやりが信頼を生む


第十章 人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします

子供の手助けとは

自分らしくない悲劇

子供が望むものを認める

何をするべきかを知る

あなたであってはならない

自分に力強さを感じるために

まず親が克服すること

親が自分に負けてしまうと

子供の望みを活かす法


第十一章 仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます

母に寄生したプレスリー

寄生する心

かくされた憎しみ

子供の叫びを感じるか

愛を求め続けたモンロー

受け入れられる、ということ


あとがき

「アメリカインディアンの教え」を追いかけて








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