「天体ガイドマップ Star Atlas 2000.0」

天文ガイド編 監修・富田弘一郎 誠文堂新光社





本書「この本の使い方」より引用

本書は、ヒッパルコス星表の最新データと大田原明さんの星表に基づいて編集されて

います。本書の中で重要なのは8等星までを収録した星空の地図「実用全天星図」で

すが、星図から目的の天体を探し出すためには、星座を覚えることから始めなくてはな

りません。本書は、初心者の人が星座を覚えて星図を使えるようになり、肉眼や双眼鏡

や天体望遠鏡で星空を自由に観察できるようになるためのガイドブックです。


@毎月の星空

その月の何時頃に、どんな星座が出ているかを知るための星図です。星を見る場所の

東西南北を調べておいて、夜になったら毎月の星空の星図とくらべてみましょう。南の空

を見る南天の星図と、北の空を見る北天の星図に別れています。北天には、いつも北極

星が見えていますから、慣れると北極星を見つけることで、正確な東西南北を知ることが

できます。なお、火星や木星などの惑星は、それぞれ異なった動きをするため見える位置

が毎日変わりますから、本書には記されていません。惑星の位置は「月刊天文ガイド」な

どで調べてください。


A四季の代表星座

「四季の代表星座」は、伊中明さんが撮影された星座写真で解説しています。特殊な技術

で明るい星が大きく写るようにしていますが、これは星座の形をわかりやすくするためで、

実際の星は小さな点にしか見えませんから注意してください。最初は代表的な星座から

覚えましょう。実際の星で星座の線つなぎをしてみれば、この章にあるような星座の形が

夜空に浮かんで見えるようになるでしょう。星座を覚えるついでに明るい星の名前も覚え

ましょう。なお、写真には「実用全天星図」よりも暗い星が写っています。


B星座絵入り星図

毎月の星空を見て星座の形と位置がわかるようになると、いよいよ星図を使うことができ

ます。「星座絵入り星図」は、「毎月の星空」の星図と「実用全天星図」の橋渡しをするため

の星図です。星座どうしの位置関係がわかりやすく、主な星雲・星団も収録してありますの

で、星座の位置を覚えるだけでなく充分に実用になる星図です。また、星の色を知っても

らうために、「星座絵入り星図」の1等星以上には、ヒッパルコス星表に基づいた色をつけ

てあります。なお、日本からは見えない南天の星図も掲載されています。


C実用全天星図

本書の中心になるのが、8等星までを収録した詳細な星図とsちえ世界初のオールカラー

印刷の星空「実用全天星図」です。星座の線つなぎは省略してありますが、今までの章で

しっかり星座を覚えた人には、無理なく使えるはずです。散開星団、球状星団、惑星状星

団、散光星雲、銀河は、それぞれ記号と色で区別してあります。散光星雲は形状も示して

あります。NGC(エヌジーシー)天体は明るいものを収録し、淡青色の数字で示してあります。




天空の果実


「天空の果実を旅するには」に戻る