未来をまもる子どもたちへ


衛星エウロパとその上空から見た木星






衛星エウロパとその上空から見た木星




木星の4大衛星の1つエウロパ。その大きさは月より少し小さいぐらいなんだ。

でも不思議なことがあって、この衛星には大きな山や谷などは勿論、クレータ

ーも数個しか見つかっていないんだよ。つまりこの衛星の表面は厚さ約100km

の柔らかな氷または水からなっているかもしれないんだ。もしこれが本当だと

したら、太陽系では地球以外、唯一の海がある天体となる可能性があるんだ

ね。木星探査機ガリレオは1997年2月20日、エウロパから約580kmまで接近

したんだけれど、エウロパの表面には大きな氷の固まりが多数あることや、

表面が比較的なめらかでクレーターが少ないことが分かったんだ。これは、

エウロパ表面の氷の下に水あるいは シャーベット状の水があったことを示唆

しているんだけど、この氷の固まりが回転していることについては、まだよく

わかっていないんだよ。さて上の画像では、エウロパの表面全体を黒い線状

のものが縦横に走っているのが見えるよね。実は1998年11月27日、ガリレオ

探査機がこのエウロパ表面の最新映像を送ってきたんだ。下の画像がそうだ

けど、意外に青い大地が広がっていたんだ。この青い大地を横切っている茶

色の筋状のもの、実はこれは氷が隆起した部分で、平行に二本走っていたん

だ。青い大地の部分は表面が滑らかな純水の氷で出来ており、地質学的には

古いものらしいよ。そして所々に見られる茶色の斑点の大きさは数kmあり、

地下の水が蒸発したときに残った残留物である塩だと考えられているんだ。



衛星エウロパの表面








土星探査機「カッシーニ」が撮影した木星とエウロパ


NASA/ヨーロッパ宇宙機関(ESA)/イタリア宇宙機関(ISA)の共同による土星

探査機「カッシーニ」が、木星の巨大な重力を利用したスイングバイ航法してい

る時に撮影したものだよ。土星を探査する目的である「カッシーニ」にとって、土

星へ向かう加速を得るためには木星の重力を利用するのが一番最適な方法な

んだ。この土星探査機「カッシーニ」は、2000年12月30日に木星に再接近す

るけれど、この時木星までの距離は1000万kmまで接近する。10月10日の距離

は8130万kmだから、これからももっと迫力ある木星の画像を送ってくれるに違い

ない。ところで上の画像の右端に光って見える天体はエウロパで、その影が木星

に映っているのがよくわかるね。

NASAガリレオ探査機ホームページ






カッシーニから見た木星。(NASA / JPL / Space Science Institute)




「天空の果実」に戻る   次に進む