未来をまもる子どもたちへ




上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る秋の星空・クリスマスツリー・M103、NGC663(散開星団) カシオペヤ座。

距離・・・M103(8000光年)、NGC663(6850光年)



上の画像は光害のない、そして透明感ある最高の星空を再現したものです

ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。


 




今から8000年前の世界とは?(2011年基点)

遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に
映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。


 


前6500頃 メソポタミアのジャルモ、トルコのチャタル・ヒュユクで農耕
       中国長江流域で稲作
       中国黄河流域で農耕
       ニジェール河流域で農耕

前6000頃 南ロシア・ギリシャへ農耕が伝わる


 



チャタル・ヒュユク祠堂復元模型

チャタル・ヒュユクは、アナトリア地方南部、現在のトルコ共和国、コニヤ (Konya)市の南東数十km、
コニヤ平原に広がる小麦畑をみおろす高台に位置する新石器時代から金石併用時代の遺跡であ
る。その最下層は、紀元前7500年にさかのぼると考えられ、遺跡の規模や複雑な構造から世界最
古の都市遺跡と称されることもある。チャタルとはトルコ語でforkを意味し、ヒュユク(ホユック)で丘
や塚を意味するので「分岐した丘」の意味となる。

チャタル・ヒュユクの遺丘は、チュルサンバ (Carsamba)・チャイ川の旧河床を挟んで東西にあって、
東側は、長径500m、短径300m、高さ20m弱の卵形で西側に比べて規模が大きい。うち新石器時代
の文化層は15mに達し、14層の文化層が確認されている。年代的には放射性炭素年代測定で紀元
前6850年から同6300年にあたる時期のもので、チャタル・ヒュユクの本体である。西側の遺丘は、
チャタル・ヒュユク西遺跡と呼ばれ、径400m、高さ7.5mで規模的には東側に比べて小さく、2期にわた
る彩文土器の発達した文化層が確認されており、上層は、青銅器が出現するハラフ期(4300 B.C.頃)
並行とされ全体的にやや新しい。

チャタル・ヒュユク - Wikipedia より引用




「M103・・・星団はカシオペヤ座δ星の北東約1°に位置し、7×35の双眼鏡で容易に見る

ことができ、明るい星の一部(最も明るい星は10.5等)も分解できる。広がった星がまとまって

見えるように、望遠鏡は低倍率にするのがよい。倍率を落として明るいδを視野の西側に入

れると、M103は東にある他の四つの星団とδ星の間に見られる。これらの星団は実際に

関係していないとはいえ、なんとすばらしい星野であろうか。M103はこれら五つの星団の中

で最も明るく、そのクリスマスツリーの形から見分けられる。」

「メシエ天体カタログ」ステファン・ジェームズ・オメーラ著 より抜粋引用


「δ星のすぐそばにあるM103は視直径5′というまばらな小さな星団ですが、中にオレンジ

色の星もあり星つぶも明るいので8pくらいの口径があれば結構おもしろくながめられます。

このほか小口径むきのものとしてNGC113、146、225、457、663などがあります。ただ

し、いずれも小さく中にはこれが星団だろうかと思われるほどまばらなものがあります。」

「星座ガイドブック 秋冬編」藤井旭著 より抜粋引用


「M103・・・カシオペヤ座のδ星の北東約1°に位置する散開星団。メシエナンバーの散開

星団の中で一番小さい星団の一つだ。双眼鏡では見えるか見えないかといったところ。8p

60倍で星雲状に星を数個見ることができる。NGC663・・・カシオペヤ座のδ星の北東約3°

にある散開星団。双眼鏡でδ星とε星をとらえると視野の中央付近に星雲状に見ることがで

る。20cmでは、明るい星と暗い星がごちゃごちゃと三角形に集まっているようすがわかる。す

ぐ近くにM103があるが、NGC663の方が見ばえがする。」

「エリア別ガイドマップ 星雲星団ウォッチング」浅田英夫著 より引用


「M103・・・δのすぐ北へ0.5°、東へ1°のところだ。大変小さく、“Very loose and poor(散

まんで貧弱)”と表現されたが、まったくその感じの集まりだ。NGC663・・・δとεの間、双眼鏡

ではM103と同視野に入ってしまう。このあたりいくつも散開星団がちらばっている。」

「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より引用


「M103・・・δのすぐかたわらにあり、光度7.4等、視直径5'と小さく7〜9等の星は7×50双眼鏡

ではすこしばかりみえはじめます。8cmぐらいらぼつぼつきれいになってきます。よくみると、星団

のなかにだいだい色の星もみえます。」

「四季の天体観測 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡で」中野繁著 誠文堂新光社 より抜粋引用


 


M103 より引用

NGC663 より引用


「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用







双眼鏡で見る春の星空 双眼鏡で見る夏の星空

双眼鏡で見る秋の星空 双眼鏡で見る冬の星空

天体観測に適した小・中口径の双眼鏡

天体観測に適した大口径の双眼鏡

(映し出されるまで時間がかかる場合があります)

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