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魅せられたもの



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 2011/7/23順礼峠のお地蔵さん
 1999.1/30未来をまもる無名の戦士たち
 1998.8/27希望
 1998.4/20父は空、母は大地
 1997.12/31与え尽くし
 1997.12/3光の証人たち
 1997.10/17奇跡
 1997.7/25インディアンの源流であるアニミズムとシャーマニズム 
 1997.6/20霊的な戦士
 1997.6/6アメリカ・インディアンの残虐性の真否
 1997.5/30禅と聖なる魂
 1997.5/18真の文明とは
 1997.5/4チェロキーインディアンからのメッセージ
 1997.4/13シモーヌ・ヴェイユの言葉
 1997.3/30野生の鹿と出会って
 1997.3/23「ラマナ・マハリシの教え」
 1997.3/16はじめて文明を見た南海の首長ツイアビの言葉 
 1997.3/6「レイム・ディアー」
 1997.2/5「ネイティブ・アメリカン=叡智の守りびと」
 1997.1/27「チベット永遠の書・宇宙より遥かに深く」









神奈川県厚木市 七沢森林公園 順礼峠


私はこの順礼峠のお地蔵さんを見ると心が熱くなります。それは順礼中に不幸

なことに山賊に殺された親子の無念さと、それを哀れに思った当時の村人たち

の深い祈りの姿をこのお地蔵さんを通して感じるからです。。享保6年(1721年)に

起こったこの悲しい出来事はずっとこの地区の人に伝えられてきました。そしてつ

い最近、亡くなられた親子の子孫の方が見つかり、このお地蔵さんに花を手向け

けました。お地蔵さんは嬉しかったと思います。昔の村人の祈りが今も生きている、

そう感じてなりませんでした。







順礼峠
(大きな画像)




順礼峠
(大きな画像)




順礼峠
(大きな画像)





順礼峠
(大きな画像)










「今から260余年前の江戸中期、信州から巡礼
に出てきた父と娘が峠を越えようとした際、待
ち伏せしていた盗賊に襲われて切り殺されて
しまった。この姿を哀れんだ村人が二人の
めい福を祈り、建立したと伝えられている。」
厚木市文化財保護調査員・前場幸治さん。

このお地蔵様は当時、地元の石工によって
七沢石を使ってつくられたものです。またこの
峠は隣の村(現在の七沢地区)に行く近道
だったそうで、父と娘は隣の村に行こうとして
いたということです。



これ以降は新聞記事にもなった話です。上古沢
で理容店を営んでいる外山巌・スミ子さん夫妻
は、このお地蔵さんの赤いずきんを取り替えた
り、風化し破損した部分を補修するなど供養を
続けていました。



この外山ご夫妻の願いは「血筋を引く方が供養
してあげれば喜ぶだろう」ということで、お地蔵さ
んの脇にある墓石の文字「信州更科群上平村
久保次右衛門 子 享保6年」を頼りに長野県内
の各市役所や町村役場に電話をかけ、そして足
を運ぶなどして半年がかりで亡くなられた親子の
子孫を探し出しました。子孫の方も久保性でした。
(享保6年は1721年です)



この子孫の方が語るには「祖父からずっと前に
旅に出た親子が結局戻らなかったという話を聞
いたことがある」というものでした。探し出した
外山さんは「子孫との“対面”以来、厳しい表情
だったお地蔵さんの顔は穏やかになり、願いご
とをよくかなえてくれるようになった」と話していま
す。



妻のスミ子さんはこの悲話を基に「ああ順礼峠」
という詩を作り歌にしました。「順礼信濃の父と娘
(こ)が、無念の刃に散ったとか、せめて手向けに
前だれを・・・」という哀歌で、東名高速を走る県内
の観光バスのガイドさんが歌って聞かせることも
あるといいます。 



私自身この記事を読んで、亡くなられた親子の
子孫を探しつづけた外山さんご夫妻の祖先は、
このお地蔵さんを建立した方たちではないかと
感じました。このお地蔵さんに伝わる熱い想い
の言い伝えは、きっと祖先の方が代々子供や
孫に伝承されてきたものかも知れません。そし
て、この祖先からの想いを子孫が受け継いだ
と考えても飛躍しすぎではないと感じています。



右下の写真はお地蔵さんの前に立つ石碑
で、次のように書かれています。「順礼峠 坂東
三十三箇所順礼道にある。昔、順礼の老人と
娘がこの峠を通りがかった時、松の木に潜ん
でいた悪者に斬殺されてしまった。翌朝無残な
姿を発見した村人は哀れな順礼のために、
地蔵尊を建立し、供養したという。」



普通に読めばそれでいいのですが、何故かこ
の文の中に違和感があるのを感じていました。
それは「松の木に潜んでいた」という箇所です。
犯人しか知りえないことが何故わかったのだ
ろう、そんな疑問がわいてきました。もちろん、
いろいろな推測がが出来るかと思います。た
だ私個人としては犯人が捕まったことで、その
ことがわかったと思いたいです。



今となっては真実はわからないかも知れませ
んが、親子の魂が今安らぎの中にいることを
当時の村人の方たちと共に祈り、願いたいと
思います。













順礼峠
(大きな画像)





順礼峠
(大きな画像)




順礼峠
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順礼峠
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順礼峠
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七沢森林公園の全体の紹介はこちらに書いています。







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