
「アシジの聖フランシスコ」 イエンス・ヨハンネス・ヨルゲンセン著 永野藤夫訳 講談社

「アシジの聖フランシスコ」 J.J.ヨルゲンセン著 永野藤夫訳 平凡社ライブラリー
聖フランシスコの生涯を描いた文献の中では最高峰
のものであり、ヨルゲンセンの聖フランシスコへの熱い
想いが伝わってくる名著。
(K.K)
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プロテスタントの家庭に生まれた。コペンハーゲン大学時代から自然主義の影響を 受けたが、やがてニーチェやフランスの象徴派に傾いた。ルーヴァンやパリで美学を 講じたが、第一次世界大戦でドイツのために追放された。魂の平和を求めたヨルゲ ンセンは、いかにも北欧の詩人らしく、アンデルセンのようにイタリアへ遊び、清貧 に平和と救いを見いだした聖フランシスコの遺跡を巡礼し、その生涯を研究した。 荒廃した西欧の人々の魂に呼びかけ、心の糧として多くの人々に読まれた<巡礼 の書>中央出版社は、この間の事情をみごとにえがいている。やがて、当時の西 欧のベストセラーの名をほしいままにした<アシジの聖フランシスコ>が出た。ヨル ゲンセンはこうしてカトリックに改宗し、心の安らぎと西欧一のカトリック詩人として の名声とをえ、魂のふるさとアシジに居を定めた。いずれも七十年ほど昔のものだ が、<詩集><シエナの聖女カタリナ><ドン・ボスコ><自伝>などは、詩人の たどった道程を物語っている。古い文字どおりのベストセラーをあえて再び紹介す るには、それ相当の理由がある。まず、「名作に時代なし」だからである。この本は 「詩人の書いた聖人伝」であるばかりでなく、プロテスタントのサバティエ師の聖 フランシスコ研究への批判の書でもあり、良心的な北欧の学問の人にふさわしい 研究書でもある。つまり、この本はみごとな文学的研究書なのである。・・・ 同著・あとがきより
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第一部 教会を建てる人フランシスコ 第二部 福音を述べる人フランシスコ 第三部 神の歌い手 第四部 隠修士フランシスコ あとがき(訳者)
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