
「アシジの丘」
聖フランチェスコの愛と光
山川紘也・亜希子 文 北原教隆撮影
日本教文社 より

「アウト・オン・ア・リム」「聖なる予言」「フィンドホーンの花」など、ニューエイジ系の本の翻訳を
されている著名な夫妻によるアッシジの文献である。ただ冒頭の聖フランシスコの祈りの言葉
の後に、聖フランシスコに成り変った著者による詩が綴られているが、聖フランシスコを良く知
らない人にとって、これらの詩を聖フランシスコのものと間違って受け取ってしまうだろう。また
文中にニューエイジ系の読者を狙って書かれた記述が幾つかあり、写真に関しても、2日間だ
けの滞在で撮られている。結局のところ、この文献はニューエイジ系のためのものであり、聖
フランシスコを深く理解したいと思う方には不向きかも知れない。
(K.K)
私の心に生きる「ブラザーサン・シスタームーン」の映画(1972年、イタリア作品)は
「野の花のように美しく咲きなさい、そして人々に愛を与えなさい」と説いたアシジの
聖フランチェスコの生き方を見事にあらわし、感動させてくれました。ウンブリア平原
に咲く小さい花のように、また大空をさえずる雲雀のような自由を、と唱えた聖フラン
チェスコにあやかって、1847年米国は、西海岸の都市をサン・フランシスコと改名
したそうです。イタリアのアシジにうまれた聖フランチェスコ(1226年没、44歳)の
生涯は、この地が第二のエデンの園といわれ、また郷愁の里と呼ばれ、イタリアル
ネッサンスの魁として多くの人々の、教育・文学・絵画・人生観・世界観にいまなお
影響を及ぼしています。1986年11月、私は、石の城、石の壁、石の家、石畳の
道、など、石・石・石と自然が伝えてくれる聖フランチェスコのまちアシジの証を記録
出来る幸運に恵まれました。このアシジの記録の中から何かを汲みとっていただけ
るなら幸いです。(本書 北原教隆 より引用)
