
これは赤外線天文衛星「WISE」がとらえたもので、へびつかい座ζ(ゼータ)星
付近の画像だよ。このζ(ゼータ)星は重い星との連星だったんだけれど、その
連星が超新星爆発を起こし、放出された物質が周りの物質とぶつかった姿だ。
このぶつかった部分はアーチ状のバウショック(弧状衝撃波)と呼ばれ、赤外線
の光を放っているんだ。


この写真はNASAのX線観測衛星チャンドラが撮影したもので、実際の宝石でもこのような
美しい姿をしたものはないかも知れない。これは地球から18万光年離れた大マゼラン雲に
ある N132という超新星残骸なんだ。


Chandra Photo Album: SN 1006: Liberating Star Stuff
NASAのX線天文衛星チャンドラと地上の電波望遠鏡などによる撮影データを重ね合わせた
画像だよ。爆発から1000年が経過して、見かけの大きさはほぼ満月程度に広がっている
けれど、実際には直径が60光年もあるんだよ。超新星爆発の残骸が実にくっきりと浮か
びあがっているね。


Spitzer Newsroom: NASA's Spitzer Captures Echo of Dead Star's Rumblings
325年前の超新星爆発の残骸であるカシオペヤ座 Aで光の「エコー(反響)」が捉え
たものがこれだよ。この画像はスピッツァーの赤外線画像(赤)、ハッブルの可視光画
像(黄)、そしてチャンドラのX線画像(緑、青)を合成したものなんだ。「エコー(反響)」
とは、地球とは違う方向に発せられた光が、形を変えながら、遅れて地球に届いたも
のなんだ。しかしこのエコーの元となった光の放出は1953年ごろに発生したものだと
考えられている。325年前に爆発したのに、その星からはまるで断末魔の叫びのよう
に光の放出が行われていたというんだ。超新星爆発の残骸である中性子星には、
いろいろなタイプがあり、おとなしいものからこの星のように活発なものまで様々ある
んだ。もしかするとこの中性子星は「マグネター」と呼ばれる天体に分類されるかもし
れないんだ。マグネターは、高速で回転しながら非常に強力な磁場をもち、ときどき
表面でガンマ線の放出を伴う爆発を起こす。そうした爆発の一つが50年前に起き、
エコーとして捉えられたものと考えられているんだ。


Chandra Photo Album: NASA'S Chandra Finds New Evidence on Origin of Supernovas
この画像は2011年4月、NASAのチャンドラX線観測衛星が撮影したティコの超新星残骸
の姿だよ。ティコの超新星は1572年にデンマークの天文学者ティコ・ブラーエが観測し
記録したもので、昼間でも肉眼で見えるほど明るく輝いていたという。ティコの超新星は
カシオペヤ座の方向、地球から約1万3000光年離れたところにあるんだ。このティコの
超新星残骸のX線画像の中心(画像中心からやや左)のその下に青く見える弧のよう
ものが見えるだろうか。これは高エネルギーX線で輝くアーク状の構造で、ティコの超新
星のようなIa型超新星爆発は白色矮星同士の合体ではなく、白色矮星と太陽のような
普通の恒星の連星から発生したとする説を裏付けるものらしいんだ。

APOD: 2009 March 17 - Tycho's Supernova Remnant


Chandra Photo Album:
W49B:
Smoking Gun Found for Gamma-Ray Burst in Milky Way
2004年6月、NASAのチャンドラX線衛星とパロマ山天文台の200インチ望遠鏡によって
描き出された疑似カラーの超新星残骸W49Bの姿だよ。W49Bは、3万5000光年離れた
わし座にあるんだけれど、天の川銀河内で見つかった初のガンマ線バースト残骸と考
えられると同時に、ブラックホールへと姿を変える崩壊星(コラプサー)の有力な候補で
もあるんだ。画像には、赤外線で輝くリングや、鉄やニッケルを含む摂氏1500万度のガ
スから放射されるX線のバー、大質量星の爆発によって作られる両極に伸びるジェット
(鉄を多く含む)の存在が明らかとなったんだ。崩壊星の理論によれば、大質量星の核
燃料が尽き星が爆発してガンマ線バーストが起こる。そしてその際に高速で回転する高
温ガスの円盤を持ったブラックホールを作ると考えられているんだ。爆発で生じたガスは、
その殆どがブラックホールに吸い込まれ、残りの一部がジェットとして両極から光速に近い
スピードで放出されていく。


「魔法使いの手(神の手)」
チャンドラ X線観測衛星
http://chandra.harvard.edu/ , http://www.nasa.gov/mission_pages/chandra/main/index.html
コンパス座の方向約1万7000光年の距離にある星雲をチャンドラがX線で捉えたものだ。
手のひらの中心に輝くのは若いパルサー「B1509-53」だ。このB1509-53は地球の15兆倍
もある強い磁場を持ち、毎秒7回転している。このパルサーから流れ出した電磁波が上の
ガス星雲「RCW 89」に衝突し加熱されているのが良くわかると思う。ちなみにこの画像は3
種類のX線で撮影したデータを合成したものだが、まるで魔法使いの手(神の手)のようだね。
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2011年12月27日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。
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HubbleSite - NewsCenter - 2003 - 16: Supernova Shock Wave Paints Cosmic Portrait
2003年6月、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した鉛筆星雲NGC2736だ。この鉛筆星雲
は南天の「ほ座」にある天体で、太陽系から約815光年離れてところに位置してい
るんだ。実はこの星雲は、今から約11,000年前に起きた超新星爆発の残骸なんだ
よ。この爆発の時、超新星は金星の250倍も明るく輝いていたと考えられており、昼
間でもこの超新星を見ることができたはずなんだ。このガスは爆発直後には時速
3500万kmという猛烈な速さで広がっていったが、現在は時速60万kmまで減速して
いると見られている。


Chandra Photo Album: N49: Stellar Shrapnel Seen in Aftermath of Explosion
この超新星爆発は今から5000年前に起こった。場所は地球から16万光年離れた大マゼラン雲
にあり、この超新星残骸N49はX線天文衛星チャンドラが捉えたものだ。画像の直ぐ右脇に青
い部分が見えると思うんだけど、これは超新星爆発の際に散らばったとみられる「銃弾」のよ
うな天体で、画像中央上あたり(青い領域の上に輝く星)にある光点から時速800万kmで遠ざ
かっているんだ。この光点は「軟ガンマ線リピーター(SGR)」と思われており、X線やガンマ線
を繰り返し爆発的に放射するパルサーの一種で、現在までに数個程度しか発見されていない
んだよ。

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