
映画「剣と十字架」
パッケージは英語版のものを使用しましたが、日本語版(字幕)が発売されています。

「ブラザー・サン シスター・ムーン」、「神の道化師
フランチェスコ」の映画と違い、この映画は青年時
代から死ぬまでの一生を描いた最初の映画である。
1950年「神の道化師、フランチェスコ」そして1972年
「ブラザー・サン シスター・ムーン」の中間に位置し
た映画であるが、アッシジの聖フランシスコを知らな
い人にとっては、その死ぬまでの生涯を知るには
価値がある映画かも知れない。
ただ、聖フランシスコの生涯で最も重要であり、最も
感動的な回心の部分の描写が省かれているのに
困惑してしまった。聖フランシスコが父親に訴えられ
た時、広場に集まった多くの見物人の前で、衣服を
全て脱ぎ父に返すところは彼の物語の始まりであり
原点であった。「ブラザー・サン シスター・ムーン」
ではこの場面が感動的に描かれていたが、これを
省いた監督・脚本家は聖フランシスコの何処にひか
れて映画を作ったのだろう。
また俳優も如何にもアメリカ人というかハリウッド向
きという雰囲気があり、親しみを覚えることができな
かった。崇高な人の生涯を追った映画を作るのは
本当に難しいと改めて感じてしまった。
(K.K)

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