「ホピ 宇宙からの予言」

ルドルフ・カイザー著 林陽解説 木原悦子訳 徳間書店より








この世の始まりから口述で先祖代代より伝えられてきた予言。その予言は

ホピ族の中で秘密のものとされ、ホピ族のもの以外知る者は数少なかった

が、その予言の多くが実際にこの地球上で起こり、現代は終末に向かって

いると悟ったホピ族の長老たちは立ち上がる。旧世界が神の怒りによって

滅びたように現代もその危機を迎えようとしているとの警告を全世界に向か

って発言しはじめた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


アメリカ最古のインディアンと呼ばれる彼らの言葉には、何故か説得力が

あるのは事実だ。多くの宗教がそうであるように、終末を予言する者は

多い。しかし、彼らはこの秘密の予言を気が遠くなるような太古の頃から

守り続けてきた。ただ単に神話として片づけられないものが、そこにある。

(K.K)


ホピの預言(予言) を参照されたし。


創造主がマサウを通して語った預言と教示をまとめた「テククワ・イカチ」

「生命の始まりから浄化の日まで ホピ物語」を参照されたし

ホピ族の長老マーティン・ガスウィスーマから日本人への伝言

ホーク・フー・ハンツ・ウォーキング(歩きながら狩りをする鷹)からの手紙

「心に響く言葉」1997.6/20「シアトル首長の言葉」を参照されたし

雑記帳「魅せられたもの」1997.6/20「霊的な戦士」を参照されたし

雑記帳「魅せられたもの」1998.4/20「父は空、母は大地」を参照されたし

ドキュメンタリー映画「ホピの予言・人類滅亡・核時代の最終予言」を参照されたし


 




本書 序文・・・・新たなる「宇宙進化」への道 フランク・ウォーターズ より引用


世界の破滅が迫っているというアリゾナのホピ・インディアンの予言は、世界中の

どんな予言よりも有名だと言われている。これほど注目されるには多くの理由が

あるわけだが、ドイツの作家にして学者でもあるルドルフ・カイザーは、広範な研

究に基づいてその理由を明らかにしている。古代マヤ族やナワトル族、あるいは

今日にまで伝わる世界各地の先住民の宗教にも同様の例が見られるが、ホピ族

の宗教は時間は循環するという考え方に基づいている。つまり、世界は滅亡と創造

をくりかえしているという思想だ。だから、ホピ族の予言する「浄めの日」に、現在

の世界である第四の世界が終末を迎えると、その後ふたたび第五の世界が創造

されることになる。これに対して、アメリカやヨーロッパなど、聖書を規範とする社会

の宗教や世界観では、時間を円環ではなく直線としてとらえている。この考え方で

ゆくと、核戦争時代における全地球規模の恐るべき破局は、その直線の終点に

当たることになる。つまり、この文明の、ひいては人類の最期を意味するのだ。


著者が指摘するように、先住民族や過去の自然宗教の世界観は、全体論的社会

学の価値観を重んじる『ニュー・エイジ運動』の考え方に通じるところがある。これ

は興味深いことだ。だがむしろ、相違点のほうがはるかに興味深い。世界宗教の

予言は、全体論的な立場をとるホピ族の予言にくらべて、この地球や環境にあまり

注意をはらっていない。また、伝統的なホピ族の教えには、十戒に見られるような

禁止事項は含まれていない。著者が引用しているように、「ホピの道には、生の倫

理として改善すべき点はなにひとつない。これ以上よくすることなどできないのだ。

母なる大地を大切にせよ、そうすれば大地もあなたを大切にしてくれる。兄弟を大

切にせよ。必要なものはとれ、しかし必要以上にとるな。持てるものを分かち合え。

宇宙の根源である霊に感謝を捧げよ」 伝統を重んじるホピの人々は、いまもこの

「道」を歩んでいる。それを知って、私は励まされる思いだった。

1990年10月7日、ニューメキシコ州タウス フランク・ウォーターズ


 
 


ホピ族 ダナキウムテワ(J・K)の言葉


これは特定の民族や個人へのメッセージではない。世界中の

正しい人々がこれを聞いて理解し、母なる地球を救うために心

を一つにして、創造主の教えに立ち返るべきなのだ。だれも

(このメッセージに)耳を傾けず、理解しないなら、この地球は

死刑を宣告されることになる。・・・・・そして創造主つまり大神霊

は最後にこう言うだろう。・・・・・おまえたちは私の教えと手本

をすべて無視してきた。・・・・・だから、私はこの大地を取り返

すことにした。私は最初の者だったが、いまこうして最後の者

になる。


 


目次

緒言 「ホピの予言」が語る新しき精神の時代

未来の歴史・・・・すべては霊界に印されている

現世界終末の前兆・・・・灰のつまったヒョウタンが空から落ちた時

聖なる創世神話・・・・宇宙のはじまりから現世界まで

現世界終末“九つの前兆”・・・・最後の前兆は天の住居が完成した時

現世界の大浄化・・・・核による“東洋vs.西洋”の戦いが引き金となる

新世界は崇高なる精神の時代・・・・恐れるべき対象は神のみ

序文・新たなる「宇宙進化」への道

プロローグ “地球滅亡”の回避に向けて


第T部 ホピに舞い降りた聖なる光透波(ことば)

第1章 “聖なる教え”の封印がついに解かれた

第2章 地球を滅亡から救う「失われた白い兄」の予言

第3章 人類の道筋をすべて刻んだ「予言の岩絵」

第4章 「白い兄」は聖なる石版を携え帰還する

第5章 循環し続ける「宇宙の計画」


第U部 ホピの神話がなぜ世界を動かすのか

第6章 「ホピの予言」のたどった歴史

第7章 日本とドイツが大浄化の鍵を握る

第8章 浄めと裁き・・・・「最後の日」までのシナリオ

第9章 大神霊の命じた生命の道


第V部 宇宙意識の縮図が「ホピの予言」になった

第10章 ホピの予言と聖書の予言の驚くべき類似性

第11章 現世界終末への予言が次々と成就している

第12章 新世界に向けて準備段階に入った人類

第13章 世界の終わりと新しい時代の幕開け

第14章 汎神教の予言と世界宗教の予言


第W部 ホピは無限宇宙の雛形を体現する

第15章 宇宙の聖地に刻まれた壮大なるドキュメント

第16章 霊智なる文化のゆくえ

第17章 ホピの信仰は宇宙エネルギーに直結している


エピローグ・・・・いまこそ、創造主の教えに立ち返る時

参考文献


 


2012年3月22日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



奄美にいたときの私。

長崎・佐世保で生まれ、3歳の時に私たち家族は奄美に移り住んだ。



佐世保の近くに黒島という隠れキリシタンが住んだ島がある。成人してからこの島と黒島天主堂

訪れたときの衝撃とそこで与えられた意味は私の大切な自己基盤の一部になっている。



そして奄美大島、そこはシャーマニズム・アニミズムの世界観が残る地であった。幼少の頃はそん

なことなどわかるはずもなく、青く澄んだ海、赤い蘇鉄の実、さとうきび、そして怖い毒蛇ハブが住む

森を身近に感じていた。



「一人で森に入ってはいけない」と何度も言われた。それ程ハブが棲む森は子供にとって恐ろしい

場であった。逆に言うとハブがいたからこそ、昔の奄美の森は人間によって荒らされずに生き残っ

てきたのかも知れない。



ホピ族の有名な踊りに「蛇踊り」がある。砂漠に住む猛毒をもつガラガラヘビなどを多く集め、儀式

するのだが、その儀式の前に長老達は一つの部屋にこれらの蛇を置いて数日間共に過ごすので

ある。そして儀式が済むと蛇たちは丁重に元の砂漠に帰される。



確かに日本でも蛇信仰はあったと思う。母の実家・久留米の家では白蛇がおり家の人たちは大切に

その蛇を扱っていた。私は白蛇を見たことはないのだが何度もその話を聞いて育った。



創世記で蛇がイブを誘惑したことから生じてきたずる賢い悪魔の存在としての意味、そして蛇信仰が

残る地や奄美、両者には決定的な自然観・世界観の違いが横たわっていると感じていた。



前者からは人間だけによる地球支配の夜明けが始まり、自然に対しての畏敬を失い森を切り開い

た姿が、後者からは脱皮を繰り返す蛇に、森の再生のシンボルとしての意味を見い出せるかも知

れない。



良くキリスト教は一神教と言われるが、私はそうは思わない。父・子・聖霊の3つの姿が互いに与え

尽くしている姿、三位一体はそのことを指し示しているのではないかと思う。



言葉では偉そうに「与え尽くす」と簡単に言うことは出来るが、それを肌で知り、示すことは私には

出来ない。インディアンの「ポトラッチ」縄文時代での社会的緊張を緩和するために呪術的儀礼や

祭を通して平和で安定した平等主義、「与え尽くし」の社会。



ある意味でキリスト教の真実の姿を体現しているのが先住民族たちなのかも知れないと思うことが

ある。



まだまだ多くの疑問が私の中に横たわっているのだが、長崎・奄美から旅立った私の魂は、ブーメ

ランのように再びこれらの地に戻ろうとしているのかも知れない。



☆☆☆☆



「ガラガラ蛇からサイドワインダー、ヤマカガシまであらゆる種類の蛇がおった。

六〇匹はいたじゃろう。あちこちに動き回って、囲んでいる男たちの顔を見上げ

ていた。男たちは動かず、優しい顔つきで歌っているだけじゃ。すると、大きな

ガラガラ蛇が一人の老人の方に向かい、足をはい登り、そこで眠り始めた。

それから次々と蛇がこの老人に集まり、優しそうな顔をのぞき込んでは眠り始

めたのじゃ。蛇はこうやって心の清い人間を見分けるのじゃよ。」



コアウィマ(太陽を反射する毛皮)の言葉

「ホピ・宇宙からの聖書」フランク・ウォーターズ著より引用



☆☆☆☆



(K.K)



 







アメリカ・インディアン(アメリカ先住民)に関する文献

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