(内容紹介より引用)
生命37億年の壮大な全貌を、世界で初めて1冊にビジュアル展開した画期的な図鑑。化石の写真やCGの復元
図など、3000点以上の膨大な図版を収録。バクテリアなどの微生物から、植物、無脊椎動物、昆虫、魚類、爬
虫類、鳥類、哺乳類、そして人類誕生まで、生物種772種を詳細に解説。地球の地殻変動や隕石の衝突などに
ともなう気候変動、環境の変化。各分野における生物学上の進化説。さまざまな最新の学説や研究成果を採り
入れた最前線の内容。恐竜も充実、現在わかっている恐竜の属名800以上をすべて解説。そのうち125をCGな
どの図版とともに詳しく紹介。

世界初、「生命37億年」の驚異的な全貌!微生物から人類誕生まで、貴重な化石写真や精確なCG復元図など、
3000点以上の膨大な図版で見る、大迫力のヴィジュアル図鑑!
◎ 生命37億年の全貌を世界で初めて1冊に網羅微生物から植物、魚類、爬虫類、鳥類、そして人類誕生まで、
全772種を紹介。各時代の専門家24名が執筆し、さらに世界から集められた学識者(教授・博士)12名が専門
分野別に監修。
◎ 最新の学説や研究成果を、現代的な視点から詳細に解説地球の劇的な変化と気候変動、隕石の衝突など、
近年大きく進化論を変えてきた重要な要因について、現代的な視点から詳細に解説。「用語解説」と「索引」も
充実。
◎ 驚異の図版数! 大迫力のヴィジュアル!徹底的に正確を期する科学的立場から作られた、膨大な数のCG
復元図や化石写真、各時代の地球地図、詳細な年表など、多数の図版を掲載。
◎ 図版数 約3000点/生物の掲載種 772種/索引数 約2300項目/化石写真 約600点/CG復元図 約250点
/恐竜リスト 約800点/用語解説 約300項目
|
| |
本書 日本語版序文 小畠郁生(日本語版総監修) より引用
私たち人間は、それぞれの民族や文明がどのようにして生まれ発展してきたかを記し、個別の歴史や
グローバルな歴史を編んできた。ところが、そのような歴史のはるか以前にも、人類そのものの歴史を
含めて長い長い地球上の生物たちの、いわば先史時代があったことを、現在の地球科学や生物化学
が証明している。地球の年齢は46億年、生命の歴史は37億年、人類の歴史は700万年にも及ぶという
ふうに地質学的時間が明らかにされているのだ。
私たちの住むこの地球は数々の事件を経験している。地球の過去は信じがたいほどの生物の多様性
をかいま見させてくれる。地球も、私たち人類を含む生物も、いうなれば“共進化”してきた運命共同体
である。そのことを私たちに的確に伝えてくれるという意味で、本書はまさに草分けとなる革新的な出版
物であろう。原著は24人の各種専門家により執筆され、ほかに12人の専門家を顧問として作られてお
り、今後、貴重な参考文献となることに疑いない。
変化する地球を舞台にして行われてきたこの壮大なドラマ・・・・生物の生成・変化・消滅の実験の中か
ら、本書では、757属772種を選び化石実物写真や復元図をイラストとして個別に解説している。この豪
華なパレードには目を見張るばかりだ。生物分類については、リンネ式階級分類名と分岐分析による
クレード名が併用され、さらには非公式ながら有用なグループ名までが使用される一方、アフリカ獣類
のように分子生物学的証拠に基づく分類名も紹介されている。これは、今日の生物分類では、さまざま
なアプローチが試みられ努力が重ねられていることの証左であり、現在はむしろ改革の段階にさしか
かっている時期であるからだという点で諒とされることを願いたい。
地球科学の分野では、とくに地質時代の決定に関して付言しておきたい。国際地質科学連合(IUGS)は
国際層序委員会(IGS)の決定を受け、2009年6月に、第四紀・第四系と更新世・更新統の下限の定義に
ついて勧告を発表したが、日本学術会議・日本地質学会・日本第四紀学会は2010年1月にこれを正式に
受け入れた。したがって、日本語版では原著中に示された地質年代表を改訂し、この新しい年代表を示
すことにした。
|
| |
本書 序文 マイケル・J・ベントン より引用
16世紀初頭に北イタリアのアペニン山脈の高所で貝の化石を発掘したレオナルド・ダ・ヴィンチは、かつては
その一帯を海がおおっていたと考えたが、その洞察は正しかった。ここから古代の生命を研究する古生物学
が始まったといえる。他の哲学者たちが、このような化石の存在を人為的な「自然の戯れ」に見せかけたもの
か、ローマ軍の兵士が食事の後に捨てたものだと説明している時代に、レオナルドは近代科学の演繹的な
推論を用いていたのである。
化石は美しく驚異に満ちたものといえよう。恐竜の骨格の下にたたずんだことがある人なら、あるいは岩を
砕いて1億年以上昔に息絶えた貝の真珠色に輝く殻を太陽にすかして見たことがある人なら、この驚きの
感覚を理解できるであろう。恐竜の骨格はかつては筋肉と皮ふをまとっており、貝は海水からの養分を濾
しとりながら海底で暮らしていた。そうした事実に基づいて、私たちは化石が物語るはるかな別の時代と
接することができるのだ。
19世紀までには、地球の年齢を正確に測るすべはまだなかったものの、ほとんどの自然科学者は地球が
非常に古い歴史をもっていることを認めていた。また化石として見つかる多くの動植物が現実に絶滅して
いることを認めていた。また時間軸に沿って岩石や化石が途切れることなく連なっていることも認めてい
た。さらにそれから2世紀の時をかけて、自然科学者は岩石の年代を明らかにする手法を改良し、堆積物
から古代の環境を読み取り、古生物の食生活や習性を理解できるようになってきた。
現代の古生物学者は現場での観察に加え、科学研究所での実験やスーパーコンピューターによるシュミ
レーションも行っている。試行錯誤を経て、今ではある種の恐竜の食物や特定の大量絶滅の規模と影響
などについて実態に迫り、想定をシュミレートしたりすることが可能となっている。古生物学は化石に対す
る素朴な疑問から発展してきたが、それは力強い科学でもあり、研究者たちは過去の生命の驚異に光を
当てようと、シャーロック・ホームズのようにさまざまな手がかりを組み合わせて謎の解明に取り組んでい
る。
本書は古生物学を専門とする世界の現役研究者の手で書かれており、現代科学の成果を地球上の生命
進化の驚くべき物語として豊かに織りなしていくものだ。
|
| |
目次
◆ 創生期の地球
過去の地球を探る
地球の起源
地球誕生からの5億年
プレートレクトニクス
気候の変動
生命と進化
分類
大量絶滅
化石の種類
化石がもたらす情報
主要な化石の産出地
地質年代区分
◆ 地球上の生物
始生代
原生代
カンブリア紀
オルドヴィス紀
シルル紀
デヴォン紀
石炭紀
ペルム紀
三畳紀
ジュラ紀
白亜紀
古第三紀
新第三紀
第四紀
◆ 人類の誕生
人類の類縁動物
人類の祖先
現生人類の起源
出アフリカ
ヨーロッパの狩猟採集生活者
旧石器時代の洞窟芸術
氷河時代のあと
|
| |
|
2012年1月20日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。
画像省略
写真は、デニソワ人(Denisova hominin)を想像したもの。
2008年、シャーマニズムの発祥の地ロシア・アルタイ地方のデニソワ洞窟において発見される。
☆概要(ウィキペデリアより要約)
デニソワ人の化石は約4万1千年前のものとされる。80万4千年前に現生人類であるホモ・サピエンス
の共通祖先から、ネアンデルタール人・デニソワ人の祖先が分岐。64万年前(35万年前の説もある)
にネアンデルタール人から分岐した人類で、現在のメラネシア人のゲノム(遺伝情報)の4〜6%が
デニソワ人固有のものと一致している。
つまり、40万〜30万年前にアフリカを出、中東を経てヨーロッパに拡がった集団がネアンデルタール
人に、中東を経てアジア内陸部に移動した集団がデニソワ人になった。それに遅れて6万〜5万年前
にアフリカを出た我々現生人類の祖先は、中東やアジア内陸部で先住者のネアンデルタール人や
デニソワ人と交雑しながら全世界に拡がり、現在に至った。
☆個人的感想
最初に書いたシャーマニズムの発祥の地と言われるロシア・アルタイ地方は、デニソワ人が約4万年
前まで生きていました。
実は不思議な文献があります。それは「ベロボディアの輪 シベリア・シャーマンの智慧」オルガ・カリ
ティディ著です。私にはこの文献の信憑性を確かめる術もないのですが、デニソワ人の存在が明確
になったのは2008年、この文献が出版されたのがそれより10年以上も前のことです。ただ以前から
このアルタイ地方はシャーマニズム発祥の地として知られていましたのでそれを加味しながら、この
文献の引用をお読みいただけたらと思います。正直私自身これをどのように解釈していいかまだわ
からないのです。
「以来、多くの集団がシベリアに彷徨いこみ、消滅した文明の神秘的なパワーに影響された。アルタ
イ地域は新しい文化誕生の沸騰する大釜となった。人々の流れがそこから分離し、多くの異なった
方向へと遠くまで広がっていったのだ。その流れの一つが現代のイランの領域へと辿りつき、そこで、
かれらが携えていった聖なる知識がゾロアスター教として誕生した。後にこれと同じな流れがその知
識の多くをキリスト教へと伝えた。別の流れは現在のインドやパキスタンへと移住し、その地での社会
の確立がヴェーダーンダの伝統の富を生み出した。最初の知識の場にシャンバラの名前を与えた
タントラ仏教は何世紀にも亘って、その知識と直接的な交流を果たした。西に赴いた人々は、ケルト
人として知られるようになり、ドルイド教の儀式を通して、共通の源に結びつけられた。このように、
アルタイに発するこの古代文明の神秘的遺産は世界中の多くの偉大な宗教の最初の源泉となった
のだ。これらのさまざまな伝統の内部には、それぞれベロボディアと直接触れたことのある人間が
つねに存在していた。」
引用終わり
先にも書きましたが、現在のメラネシア人のゲノムの4〜6%がデニソワ人固有のものと一致していま
すが、人種的にはオーストラロイドと混血したモンゴロイド系の民族です。東部のメラネシア人社会で
は超自然力(マナ)を信仰しており、すべて形あるものに精霊が宿ると信じられていましたが、ハワイ
先住民のカフナにも超自然力(マナ)が存在します。詳しくは最近の自己啓発ブームの中で突然現れ
てきた簡略版の「ホ・オポノポノ」ではなく、「原典 ホ・オポノポノ 癒しの秘法」マックス・F・ロング著を
お読みいただけたらと思います。
デニソワ人はネアンデルタール人から分岐したらしいですが、シャーマニズムと密接な関係と言いま
すか、シャーマニズムはデニソワ人から世界に広まったと思うのが妥当ではないかと感じています。
前に投稿したネアンデルタール人もそれに似た世界観を持っていたと推察していいのではと思いま
す。64万年〜35万年前に既に人類は、ロジャー・ウォルシュが「シャーマニズムの精神人類学」で言
うように、「この人類最古の宗教的・神秘的・医学的・心理学的伝統に関しては、まだまだ多くの謎が
残されている。シャーマニズムについて探求すればするほど、人間の体、心、魂について認知されて
いない側面や可能性があることがわかる。何千年もの長きにわたり、シャーマニズムの精神は、人類
を助け、癒し、導いてきた。それはこれからも、さらなるものを与えてくれるかもしれない」と感じてなり
ません。
発掘などで得られた情報を基に太古の世界をいろいろ想像してしまいます。
次回は「ホピの予言」に戻りますが、整理したいのでしばらく時間をください。
(K.K)
参考文献
「アナザー人類興亡史 人間になれずに消滅した傍系人類の系譜」
「生物の進化 大図鑑」マイケル・J・ベントン他(監修)
「日本人はるかな旅 展」国立科学博物館 NHK
|
| |
|
2012年1月18日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。
画像省略
写真は、DNA情報に基づき復元されたネアンデルタール人の女性です。
「存在を否定する人と存在を受け入れる人、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人」という題で
投稿します。
最初に今までわかっているネアンデルタール人に関する共有されている説の紹介と、それを根
拠にした私の妄想・暴論が続きます。
☆現在共有されている説
●約20万年前(ミトコンドリア・イブとほぼ同時期)に出現し、2万数千年前に絶滅した。
●ネアンデルタール人の脳容量は現生人類より大きく、現生人類と比較しても遜色のない知能
を有していた可能性がある。
●外見上では現生人類(ホモ・サピエンス)より顔が大きく、特に上顔部が前方に突出した突顎
であるが、写真で見てもわかるように大きな違いはない。
●何故絶滅したのか、はっきり特定は出来ていない。
●ネアンデルタール人の遺骨の近くには数種類の花粉があり、これは死者を悼む心があり、
副葬品として花を添える習慣があったと主張する人もいる。
●ヨーロッパの洞窟で発見されたフルート(人類最古の楽器)は年代的にネアンデルタール人
が作ったと主張する人もいる。
●2010年、現生人類には絶滅したネアンデルタール人の遺伝子が1-4%混入しているとの研
究結果が発表された。つまり単一起源説(ミトコンドリア・イブ)への疑問が浮上。
☆私の仮説(妄想・暴論)から先に書きます。
「ネアンデルタール人は今の先住民の特質(存在を受け入れる人)の原形であり、自然と共生
する世界観を有していた。また「人を殺すための武器を持ってはならない」ことを何らかの理由
で実践していた。一方、存在を否定する人(現生人類)は共生する世界観を否定する傾向を
特徴としていた。ネアンデルタール人の絶滅の原因はこの非暴力、並びに現生人類が持ち込
んだ感染症によるものだった。これは虐殺と共に白人が持ち込んだ天然痘などにより、免疫を
持たなかったインディアンの9割が死亡したことと共通する。
外見上、現生人類と大きな差がないネアンデルタール人と現生人類に交配があった可能性は
極めて高く、最近の研究でも裏づけられている。しかし、ネアンデルタール人は上記の理由で
ほぼ絶滅し、交配によって辛うじて現生人類の遺伝子の中にのみ刻まれた。このネアンデル
タール人の遺伝子を何らかの形で意識まで吸い上げたのが先住民族であり、その「存在を受
け入れる」先住民の世界観は世界各地で花開くこととなる。
しかし「存在を否定する」傾向の強い現生人類は自然・他者を支配しようとし、その憎悪の矛
先は自分自身へ向かい社会的・精神的な各種の病を生み出す。その混沌とした状況で生ま
れたのがイエスであり、「存在を否定する」傾向のある世界観を変えようとする。聖書が説く
「隣人愛」と「原罪」の意味はここにある。しかし現生人類は社会の安定のため外見上はキリ
スト教を容認するが、心の本質(原罪)は変わっておらず、2度目のネアンデルタール人への
虐殺(先住民虐殺)へと向かうことになる。
以上この仮説を通して私は、単一起源説(ミトコンドリア・イブ)に異を唱えるものであり、遺伝
子が消失或いは辛うじて残っている「存在を受け入れる」特質を有したネアンデルタール人も
同様に私たちの祖先として位置づけられることを願う。それはこの祖先が、私たちがどのよう
な未来を築くべきかの方向性を与える一つの座標として存在することをも意味しているからで
ある。」
☆後書き(仮説に至る経緯)
ここまで書いて自分が嫌になってきました。私の仮説はネアンデルタール人が善良な人々で
あったと美化しそれを前提としていますが、それを明確に証明するものは発掘されておりま
せんし、先住民という定義も曖昧であり他の宗教の生い立ちも省かれています。私よりも皆
さんの方が妄想と感じておられると思いますが、この妄想に至った出発点が二つあります。
科学的な側面では、ミトコンドリア・イブの子孫たちが、同時代に生きていたネアンデルタール
人などと交配することなく世界を席巻したと考えるのは余りにも不自然だからです。外見上
そう変わらないネアンデルタール人と現生人類に交配があったと考える方が極めて合理的
であり自然です。これはDNA解析技術が進歩していくと共に真実が明らかになってくるのか
も知れません。
精神的な側面では、キリスト教の言う「原罪」と先住民が共有していた「世界は美であり、私
たちは喜ぶために生きている」の大きな世界観の違いです。勿論、その土地の風土によっ
て宗教の形は変わってくるかもしれません。しかし両者には何か根本的な、というか根源的
な違いも感じるときがあります。この二つの疑問を通して、私はその答えを単にネアンデル
タール人に求め、軽薄に出した結論が上のものですが、いつかこの仮説とは異なるものを
見いだすかも知れません。
一人の馬鹿が導き出した妄想と捉えて頂けたら幸いです。またこの文章で不快な思いをさ
せてしまいましたら申し訳ありません。ただ、まだ全体像そして絶滅した原因が不明なネアン
デルタール人に少しでも関心を持っていただけたらと思い投稿しました。
今後の発掘調査によって私の想像とは180度異なったネアンデルタール人の実像が明らか
になる可能性もあると思いますが、どのような発掘であれ死者の魂を傷つけないような態度
で接することを願っています。
(K.K)
参考文献
「アナザー人類興亡史 人間になれずに消滅した傍系人類の系譜」
「生物の進化 大図鑑」マイケル・J・ベントン他(監修)
「日本人はるかな旅 展」国立科学博物館 NHK
|