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「風がふく 木がそよぐ あるがままに」
佐田正信・著 佐田厚子・編 向陽舎

「僕は僕であるために、そして生きていく為に不登校を選んだんだ」
この本との出会いは、この文献の著者・故 佐田正信さんの親しい友達
でもあり、精神科医の福富正人さんからのお手紙がきっかけだった。私
自身今まで、不登校について詳しい知識などなく、ましてこの問題に対し
てどのような視点で見るべきなのか、その想いが全くと言っていいほど及
ぶこともなかった。「未来をまもる子どもたちへ」という項目で、子どもたち
へのメッセージを書いても、この深刻な問題に無関心であったことは事実
である。亡くなった佐田正信さんは不登校の若者の居場所を作るため、
「スペース トトロ」を主宰しながら、子どもたちを囲む様々な問題に身を
捧げてきた一人である。そして彼の亡くなった今、その意志は、奥様の
厚子さんへと受け継がれている。この本は、不登校の子どもたち、そして
その親たちに読んでもらいたい本である。上に掲載した言葉はこの「スペー
ス トトロ」に通っている子どもが話したことであるが、その意味をじっくり
と噛みしめたいと思っている。
