
「Russians versus Fischer」
Dmitry Plisetsky、Sergey Voronkov著(英語)



|
分析と、フィッシャーのチェスに対しての感想やエピソードが含まれている。実はこの 文献は、KGB(ソ連国家保安委員会という情報機関・秘密警察)、ソ連スポーツ委員 会、ソ連チェス連盟への報告内容を公開したものであり、ソ連軍団の最強の棋士達 (ボトビニク、タル、ペトロシアン、スミスロフ、ケレス、ゲラー、ブロンシュタイン、コルチ ノイ、グーフェルドなど)が分析・コメントしている。 ソ連軍団の多くが若きフィッシャーの輝く才能に驚いていたことは彼らのコメントから 読み取れる。またそれは、読者にとってもフィッシャーのゲームを理解するうえでも最 良の資料を提示しており、多くのフィッシャーに関する文献の中でも最高という評価を している人もいる。フィッシャーとスパスキーの世界選手権、ソ連というチェス大国が 総力を上げてフィッシャーを分析・準備したのに対し、たった一人で立ち向かい勝利し たフィッシャーの偉大さを改めて実感してならない。 (K.K)
|
「Russians versus Fischer」に収録されているフィッシャーの棋譜。 |
