未来をまもる子どもたちへ




散文詩「祈り」

1999.10.18










どうかこの私の魂が

あなたの懐を離れて新たな知恵を探しだしませぬよう

しっかりと私の魂を抱きしめていてください




この大地に生きるすべてのものが

聖なる輪を太古の昔から回り続けているように

私の魂もこの輪のなかで

生きることを想いださせてください




すべてのものが私と固く結ばれていることを忘れること

それは私が大地から離れ

聖なる輪をこわすこと

どうかその意味を深く私に悟らせてください




大地にはった私の根っこを切り落とし

新たな知恵を探しにでること

それは私が聖なる輪から離れ

多くのものを傷つけることを意味しています




私のなかに住むこの最も恐ろしい敵である

霊的傲慢と戦う勇気を

私の心に植えつけてください

あなたのあふれいでる恵みなしに

この恐ろしい敵に立ち向かうことは出来ないからです




どうか私を一本の樹として大地に埋めてください

母なる大地からの慈愛という息吹が

私の踵から全身へと吹き抜けますように

そして私という一本の樹の梢にも

香り豊かな花々を咲かせ

多くの生きものたちと共に

その喜びを分かち合うことができますように 




私の魂が死後の世界のことについて

思い煩うことがありませんように導いてください

        あなたからいただいた命の炎がこの想いに囚われるとき           

私はもう私と共に聖なる輪をまわっているものに

気がつかなくなってしまうでしょう




どうかいつまでも

命の炎が燃え尽きるその最後の一瞬においても

あなたの慈愛にいだかれていることを感じられますよう

この私を一本の樹として

深く母なる大地に埋めてください






あるアメリカ・インディアンの祈り





 WATCH + TOUCH   

「触ることからはじめよう」という作者の想いが、どのページの端々

にもあふれているサイトである。書道家としても、また英会話の

先生としても活躍されている高橋さんは、その異なる学びの中に

おいても「出会いに触れる」ことを見つめながら教えておられる。

そして「空の路地」の樹の写真、高橋さんの視点から樹を眺めた

ことがなかった私にとっては新鮮な驚きであると共に一つの発見

であり、「ことばつれづれ」などのエッセイに見られるような深い

洞察をさりげなく日常の言葉でやさしく語りかけてくれる姿勢には、

作者自身の人間としての成熟度を感じられてならなかった。




神を待ちのぞむ








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